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カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

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アメリカでの保安検査場の通過方法

せっかくなので、アメリカでの2017年6月現在の保安検査場のシステムについて紹介してみたいと思います。保安検査場を通過した空港はロサンゼルス空港とフラグスタッフ空港の2つですが、空港規模による違いはあれど、大きな違いはありませんでした。

 

1.持ち込み荷物について

 危険物の持ち込みが禁止なのは当然ですが、日本と大きな違いは飲料・・というか液体全般の扱いでしょう。日本の国内線であればペットボトルの飲料とかは申告してチェッカーを通せばそのまま持ち込めますが、アメリカでは飲みかけであろうが未開封だろうがNGですので、新品を泣く泣く捨てるということがないように注意しましょう。

2.身分証明

 保安検査ゲートをくぐる前に事前チェックとして航空券と身分証明書(パスポート)の提示が求められますので並んでいる間に準備しましょう。その際に簡単な会話とともに係官が航空券のチェックを行います。

空港から出ずに、乗り継ぐ場合は乗り継ぐ航空券も一緒に見せておいたほうが良いかもしれません。

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ここで係官から2種類のどちらかの指示を受けることになります。

3.TSA PRECHK あり

航空券にこんな印字があった人が該当します。

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 これが印字される条件は良くわからず、日系、アメリカ系の航空会社のHPとかをみても「申請して審査に合格した人が金属探知機検査での優遇が受けられ、空港で優雅な時間が過ごせます」のようなことが書いてあるのですが、特段申込んだわけではなく、今回の旅で搭乗した全区間(6レグ分)の搭乗券に記載されていました。2013年にも訪米しており、その時のデータで優良判定でもされたのでしょうか。

 

 さて、これが印字されている人の主な特典はと言うと、

①簡易金属探知機での通過

 →日本国内線では一般的な金属探知機が通過できます。

②靴・上着・ベルトを脱がなくても良い

 →当然その脱着に掛かる時間分だけ列は早く進むわけです。

 が主なところです。フラグスタッフ空港では簡易金属探知機と全身スキャン版の探知機が1台づつ並んでいました。また、LAXのような大空港の場合、簡易金属探知機専用部屋という分け方をされることがあります。

4.TSA PRECHK なし

 こちらの場合は、靴・上着を脱ぎ、バンザイしながら全身スキャン版の探知機でくまなく探知されます。もちろん、靴も上着X線検査行きになりますので、脱着しやすい服装で行きましょう。

5.手荷物X線検査

 これはTSA PRECHKの有無関係無しに行われます(当然といえば当然)。で、皆さん、やたらと引っかかります。という自分も引っかかりました。引っかかったのが乗客が少ないフラグスタッフ空港でしたのでその後のチェックも早かったのですが、LAXのようなみたいな空港の場合、チェックのための渋滞がすごいことになっている場合がありますので注意です。ちなみに、引っかかった原因はリュックに入れていたカメラレンズ用のフートが角度悪く写ってしまい、鋭利な何かに見えたそうです。

(本体とつながっているレンズのフードが今回の犯人。)

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6.X線検査で引っかかった場合

 ということで、問題ないものかを確認するため、係官と一緒に実況見分です。机を隔てて係官と自分。問題のリュックは係官が開けていきます。当の本人は一切手を出してはいけません。開けるのに苦労していても合いの手を差し出してもいけません。怒られます。結果は問題なかったので、そのまま待合室に開放されましたが、引っかかったらどうなるのでしょうか^^;

7.保安検査場通過

 ということで、保安検査の通過が完了しましたので搭乗する飛行機でも眺めながら時間を潰しましょう。

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おまけ.羽田空港国際線ターミナルの場合

 蛇足ですが羽田空港の国際線での出国審査に進む前にも国内で導入が進んでいる全身スキャン版の探知機が1台設置されており、どうせアメリカではやらされるのだろうということで(まさかこの時がこれっきりだとは夢にも思わず・・)、どちらでも良いということだったのであえてこっちを通過してみました。

 靴とか上着とかは脱がずにそのままスキャン台へ。バンザイしてスキャンされるのは良いのですが、その後に係官にボディタッチによる確認がありました。わざわざ全身をスキャンしておきながらこれって意味、ある?と疑問に思った次第でした。

おわり