※明治村関係の6記事をひとまとめにしました。
(目次)
- 1.明治村入城
- 2.三重県蔵持小学校(1888年製)
- 3.聖ヨハネ教会堂(1907年製)
- 4.学習院長官舎(1909年製)
- 5.西郷從道邸(1877年製)
- 6.芝川又右衛門邸(1911年製)
- 7.品川灯台(1870年製)
- 8.シアトル日系福音教会(1907年製)
- 9.宗教大学車寄(1908年製)
- 10.ハワイ移民集会所(1889年製)
- 11.六郷川鉄橋(1877年製)
- 12.宇治山田郵便局舎(1909年製)
- 13.呉服座(1892年製)
- 14.聖ザビエル天主堂(1890年)とステンドグラス
- 15.金沢監獄(1907)
- 16. 帝国ホテル
- 17.三重県庁舎(1879年製)
1.明治村入城
犬山駅から今度はバスに乗車して明治村に向かいます。バスはおおよそ30分毎に出ていますので、まぁまぁアクセスとしては良好な方でしょうか。中々山の中にあるんですねここ・・。その代わり?敷地面積は巨大です。
では犬山城で購入したセット券を提示して入村です。本日は明治150年8月17日でした。
建物を全部撮影して回っていたらキリがないので、適当に目についたところを順繰り回ってみます。まぁ、入場料が割引なしでも1700円ですので、噂のレゴランド1回分の入場料で4回も入れてしまいますので、また来れば良いわけですし。
2.三重県蔵持小学校(1888年製)
まずは三重県蔵持小学校(1888年製)に入っていきます。明治村にやって来た目的は単焦点レンズでの撮影練習のつもりでしたが、30mmでは画角が足りないことがわかったことが収穫でした^^; もう少しシチュエーションを考えないとダメなようです。
教室の様子です。謎の懐かしさを感じます。
ピントを机の上に合わせて黒板をぼかしてみました。F4ではこのくらいのボケ具合になります。
3.聖ヨハネ教会堂(1907年製)
続いて聖ヨハネ教会堂(1907年製)に到着です。欧風な教会ですが、元は京都にあったそうです。
中の様子です。スイスとかそんな(勝手な)イメージを連想させます。
4.学習院長官舎(1909年製)
続きましては学習院長官舎(1909年製)
5.西郷從道邸(1877年製)
こちらは西郷從道邸(1877年製)の中です。いざ室内の様子を撮影しようとしても難しいですね。良くマスコットのような感じの小さな人形を立てかけた写真を見ますが、なるほど、それがアクセントになるわけですね。ここは食堂でしょうか。
こちらは執務室です。手前は応接セットと新聞です。数十年前まで袴に刀という時代から大きく変わったものです。
6.芝川又右衛門邸(1911年製)
この建物もアルプスにありそうな雰囲気を出していますが、1911年兵庫県西宮にあった芝川又右衛門邸です。
入鹿池の畔を歩きながら次のスポットへ向かいます。
7.品川灯台(1870年製)
畔を歩いていった先には品川灯台(1870年製)が見えてきました。この灯台はフランスの技術によるものとのことで、その証拠として、風見鶏の示している方角が、
N、S、W、「E」ではなく「O」となっていることからわかります。
8.シアトル日系福音教会(1907年製)
次はシアトル日系福音教会です。名前の通り、アメリカワシントン州シアトル市に建っていた建物で1907年製です。ちなみにシアトルが成立したのは1869年のことです。
中に入ります。1階は台所と名前の通り、小さいながら教会の体をなしています。
2階に上がると今度は完全な住宅です。リビングルームに、
バスルーム、ベッドルームの3部屋がありました。
9.宗教大学車寄(1908年製)
この建物の前から入江を挟んだ反対側に宗教大学車寄(1908年製)が見えました。
10.ハワイ移民集会所(1889年製)
こちらは1889年製のハワイ移民集会所です。建物は大きくありませんが、当時のからすればあるだけでもマシだったのかもしれません。
その横にはSLが展示されていました。車両に書いてあるレジ番を見ると・・・
1897年、アメリカ製でした。この会社は1869年より蒸気機関車の製造を開始し、1934年に併合されるまで存在していました。
11.六郷川鉄橋(1877年製)
その機関車が乗っているレールと繋がっている六郷川鉄橋(1877年製)を渡ります。
12.宇治山田郵便局舎(1909年製)
次に宇治山田郵便局舎(1909年製)が姿を表しました。後に三重県庁舎も出てきますが、三重県の建物が多数ありました。お膝元の愛知県の建物は・・?
名前の通り郵便局で、今でも建物の中では郵便局として窓口が存在し、発送手続きを行ってくれます。と、言うことは消印は明治村になるのかな?
13.呉服座(1892年製)
またまたいきなり景色が変わって演題の様子です。やたらと扇風機が多いのは実際にここでイベントで使用されるからです。この日も演目の予定があるとのことでしたが、時間が合わず。
この劇場は呉服座(1892年製)の中にあります。
14.聖ザビエル天主堂(1890年)とステンドグラス
こちらは聖ザビエル天主堂になります。この名前だと長崎にある浦上天主堂を連想されるかと思いますが、1890年、京都三条河原町にありました。
角度を変えて撮影してみました。こっちのほうが味があるような気がしますが、紅葉や桜の季節のほうがもっと良かったかも。
中に入ります。聖壇を見た様子です。
聖壇の上にあったステンドグラスを映してみました。色合いがステキです。
建物の正面(入り口)にあったステンドグラスです。細かな模様まではっきりと映し出しています。
ステンドグラスに太陽光が透過して床に模様ができました。
角度を変えて、正面に来てみました。教会内が暗いのと太陽光が強烈なので、白飛びしないように頑張ってみましたら・・・無理でした^^;
座席の一番後ろの列から1枚撮ってみました。
明暗が極端な場所での撮影は難しい・・・。もう少しで入場口とは正反対の場所までやって来ます。
15.金沢監獄(1907)
金沢監獄(1907)の正門をくぐって真っ直ぐ進むと、
16. 帝国ホテル
帝国ホテルの正面玄関にたどり着きます。ここが正門から見て最奥の建物になります。
(厳密にはあとはSLの駅がこの裏にあるくらいです。)
さて、再度明治村の正門に向かって折り返します。東山梨郡役場を背にして見た赤レンガ通りです。
17.三重県庁舎(1879年製)
三重県庁舎(1879年製)に入ります。鎮座する菊の紋章が映えます。
舞踏場でしょうか、シャンデリアにおしゃれなカーテンが並びます。
知事室です。日本にいながら欧風な雰囲気漂う席での執務はどのような気持ちだったのでしょうか。
これで、一通り回って正門までやって来ました。
もう少しじっくり撮影ポイントを探しながら見て回れるかと思っていたのですが、最高気温が33℃の炎天下の中、犬山城散策と合わせて23,000歩(16km位)、明治村だけでも約3時間半を小休止のみで歩いていましたので、へとへとになっていました。
というか、3時間半かかって半分も見て回れてないって、広すぎ^^;
また季節を変えて来てみようかなぁ・・。