写真を撮りまわる(ほぼ)一人旅

カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

関西国際空港と神戸空港

Q:関空で5000人が閉じ込められました。滑走路も連絡橋は不通です。どのようにして脱出しますか?

A:関西国際 "空" 港から神戸 "空" 港へ "海" 路で客を運ぶ。

 

よく考えたら空の玄関口同士を船で結ぶなどという空港って世界的にも珍しいと思います。

正直、これだけが言いたかったのですが、ついでに、いろいろと書き連ねてみます。

1.位置関係

この2空港、地図で表すとこんな感じです。

f:id:roamingaroundjp:20180905202431j:plain

地図ではどうもイメージかつかめない・・・ということであれば、写真でということで、六甲山系摩耶山近くの掬星台から撮影した1枚です。真ん中付近にあるのが神戸空港、上の方にうっすらと浮かんでいるのが関空島と連絡橋になります。関空へ向かっている?航空機も映り込んでいました。多少ガスっててもワンショットに入れられるくらいに近いのがこの2空港です。

f:id:roamingaroundjp:20180905202810j:plain

しかも互いの航路が近いということで、神戸空港から、手持ちコンデジでもこんな写真が撮れちゃったりするのです。ランディングギアを下ろし、最終着陸態勢を整えたユナイテッド航空B747(トリミング)。

f:id:roamingaroundjp:20180905210408j:plain

 

2.空港スペック

各々の空港の生い立ちと現状は政治的にややこしい話もあるので省略しますが、各々の空港のスペックはこんな感じです。(ウィキペディアの受け売りです)

 

2.1 関西国際空港(KIX)

住所 :大阪府泉佐野市、泉南市田尻町泉南市

開港日:1994年9月4日 台風による高潮被害は丁度24歳の誕生日に発生したんです。

滑走路:3500m×1、4000m×1

ゲート数:62(合計)

便数制約:なし

運行時間制約:なし

拠点航空会社:日本航空全日本空輸ピーチ・アビエーション

       ジェットスタージャパン、春秋航空(中国)、フェデックス(アメリカ)。

       特にピーチ・アビエーションは専用のターミナルを持ち、ほとんどの便

       が関空発着という位に根を張っており、関西のLCC文化を根付かせた

       一因ではないかと思います。ただ、現時点ではそれが仇になって、

       バニラエアとの統合前のこのタイミングだと、開店休業状態になってい

       るのが心配ではあります。

運営会社:関西エアポート

 

 

2.2 神戸空港(UKB)

住所:兵庫県神戸市中央区

開港日:2006年2月16日

滑走路:2500m×1

ゲート数:5

便数制約:国内線のみの30往復60便

運行時間制約:7:00~22:00

       ただ、伊丹空港みたいに1秒でも超えたらNGというわけではなく、

       成田空港みたいにある程度の延長戦は認められている模様。

拠点航空会社:スカイマーク(2018年冬ダイヤでは30往復中21往復がスカイマーク便)

運営会社:関西エアポート神戸

     海路でつながっていることから、実質、関空の第3ターミナル/C滑走路化

     しているような気がしなくもないのですが。神戸空港の駐車場を利用して

     海路経由で関空便を使用できるみたいですし・・・。

 

 上のスペックからわかる通り、便数制約を一時的撤廃したところで、ゲートの少なさと滑走路の短さから神戸空港関空再開までの受け皿になれるわけもなく、神戸空港の運営会社が2018年4月から関空伊丹空港と同じ組織の中になったことで、多少の臨時便があるかもしれませんが、国際線が飛ばせない以上は余り意味はなさそうです・・・。国内線であれば伊丹空港が充実していますし。

 

 また、同じ大阪湾にあるのにも関わらず、甚大な被害を被った関空とは異なり、神戸空港には高潮の被害が無かったのは、神戸空港の方が新しく、航空機の発着が少ない、建物が小さい(=軽いので沈みにくい?)、より陸地に近いので関空よりかは地盤沈下しにくかった・・と言ったところでしょうか。ただ、先日の台風20号では雨量計に高波がかぶり、1時間に143㎜という数字を叩き出したことから、予想外のところまで波が押し寄せてきたということを示唆していることから、万端でもないようです。

 

3.台風通過後の動き(気が向いたときに追記中)

・9月7日 : 国内線 一部開始

・9月8日 : 国際線 一部開始

   被害が少なかった2期島にある第2ターミナルとB滑走路を首相の鶴の一声で運行開始。ということは第2ターミナルを本拠地としている(関空お抱え航空会社)ピーチが運行を担当するということになります。えーっと、8日は合計41便ということは全便満席とした場合は、乗客は合計で7400人ほど。バスは40人乗りとして93往復。6:00~24:00運行と仮定して1時間当たり5往復。乗務員や空港スタッフを加えても、まだ何とかなる?

  また、本格的に神戸と伊丹にも国際線を振り分ける動きが始まったみたいですが、共に通関の受け入れ設備もあるのですが、どうやって乗客を内外分離をするのでしょうか。まぁ、国際線は沖止め+バスなんでしょうけど。

・9月9日 : 伊丹に40便、神戸に30便振り分けることは可能と。もともと神戸空港は運営移管時に発着枠の拡大も視野に入れていたので、願ってもないチャンス・・・が、それに一番意欲満々だったスカイマークの場合、あまりにも突然だったので、飛ばせる飛行機が予備機しかないというw。

この予備機が昨年度定時運航率No.1となる原動力今のスカイマークのウリなだけにどうするのやら。

 

・9月14日 : A滑走路と第一ターミナルの一部が再開。鉄道の復旧も早そうなので、さて、完全復活が先か、振替運行が先か、微妙になってまいりましたw

 

・9月18日 : 鉄道も復旧し、人員の輸送力不足は解消。物流は道路は1車線のままなので未だかかりそうです。でも、段々と、伊丹・神戸「受け入れ準備完了」、関空「間に合ったのでいいや」ということが現実味に・・・。

 

・9月21日 : 第一ターミナルの残りも復旧し、旅客ターミナルは復旧。ということで、高潮で空港水没、連絡橋の船衝突から僅か17日でほぼ戻る。貨物便は一部制約は残るものの、無事、伊丹、神戸空港への振り分け話はご破算になりました・・。

 

 

ということで、何となくまとめてみました。

Copyright "roamingaroundjp" all rights reserved