(H29→H30その5)
10.会場の様子
松明引き会場までやって来ました。背後に僅かですが、鳥居が見えると思いますが、そんな場所にあります。
松聖(羽黒山伏の最高位)と書かれた草の塊(松明)が、
2つ並んでいます。本番では同時にこの2つを引っ張るわけです。
その2人の松聖がいるという補屋を覗いてみましたが次の神事前ということもあり、松明を引く若い衆と観光客とが人がひっきりなしに出入りして慌ただしい雰囲気が漂っていました。
11.出陣
そうこうしている内に縄を担いだ若い衆が松明を手に出てきました。
先頭に先回りです。
松明引き会場に戻ってきました。流石に人が多くなってきました。
先程まで補屋にいた若い衆が縄を引っ張って会場に登場です。松明の煙がそこら中に充満して活気が出てきました。
続々と人が出てきて会場の所狭しと人が埋まってきました。
それぞれの立ち位置に着いた後はいよいよ松明本体に点火。そして、「験競べ」本番の終了を待つことになります。
スタンバイ終了、験競べ本番の終了を待つ間の様子はと言うと、松明の上に立っているリーダー?の人が声を張り上げて若い衆をひたすら勝利のため、鼓舞していました。
そして、お神酒でしょうか?何かを若い衆に飲ませて回っていました。
当初の予定開始時刻を過ぎても験競べ本番終了の合図となる法螺貝は鳴りません。リーダー格の人も物理的にお尻に火が付いているのと煙まみれでイライラが抑えきれていませんw「(#・∀・)>まだかぁゴルァ~」 やっとのことで、法螺貝の音が聞こえたその瞬間・・・
12.突撃
全員でダッシュ開始です。まずは約50m先に建てられている目印に向かって松明を引っ張ります。
松明が自分が立っている正面を通過しました。
通過していきます。
松明を目印の所に到着した後は、縄を持っている人は猛ダッシュで帰ってきます。
残された松明はと言うと、今度は建てられている目印に立てかけようと人が集まってきました。
ということで、燃え盛る巨大松明を上に向かって押し上げていきます。
こちらは無事に建てられたようです。一方の反対側はと言うと・・・
火力が強く、かなり豪快に燃えております。近づくのも大変そうです。
何とか建った・・・と思ったら
崩壊w
あとは燃え盛るのを見ているだけです。
・・・と法螺貝が吹かれてからここまでの所要時間は約4分でした。若い衆の歓声から右側のチームが勝利したようです。判定は燃え方の美しさ・・らしいのですが、ま、いっか。
松明自体はこのまま年明け直後の神事にも使うため、しばらく放置、一旦解散となります。