(2016北陸その5)
10.関電トンネル内
欅平出発直後からトンネルの中です。この中は黒部渓谷鉄道ではなく、関西電力の敷地内になります。中でスイッチバックしながら進んでいますが、ポイントの切り替えは手動です。
スイッチバックして先に進んできます。線路がシャッターの先まで続いています。
シャッターの手前で列車は止まり下車、ここからはしばらくは歩きになります。
振り返ってみました。岩むき出しのまま、線路とトロッコが停まっています。
天井も凸凹。架線を張るための必要最低限の工事しかしていないようですね。まぁ、基本は関係者しか来れない場所なので、必要最低限の手の入れようになるかと思うのですが、かえってそれが見どころになっている気がします。
シャッターの横を通り過ぎた先にも線路が。
そして、その先に線路が続いていたのが・・・・高低差約200mあるエレベータです。エレベータ内にも線路があり、貨車をそのまま入れて上下移動できます。
上がり切りました。エレベータに線路があるので、当然線路が続いています。
そして、今度は線路横の通路を歩いていきます。
そしたら、山の中に出てきましたw
ここから展望台まで軽いハイキング道を進みます。
11.黒部第三発電所上のハイキングコース
関電トンネルを抜けた先は森の中で、一旦展望スペースに一気に進んでいきます。
展望スペースに到着です。ここまで登れる登山道もあるようで、登山客が何人か立ち寄っていました。それにしても山々が見渡せる良い景色・・・と思ったら送電線が邪魔~。まぁ、
真上に鉄塔が建っていれば無理はないですし、そもそも関電の発電所の真上ですしw
ということで開き直って鉄塔をメインに一枚撮影ました。
別の方向を見るとダムが見えました。あの辺までは欅平駅から行けるみたいです。
では出てきた入り口に戻りましょう。店頭付近にあった展望台を後にします。
そこまで至る道が思いのほか狭いわ、
そもそも強引に道が作ってあるわで意外と注意力が必要なコースでした。
ふと下を見下ろすと赤い橋が目立ちます。歩道になっていますので、寄れるなら寄ってみたいと思います。
関電トンネルの出入口に戻ってきました。この柵から出入りしてきましたが、線路跡もうっすらと残っているのが分かります。
では、再びこの柵を通ってトンネルに戻ります。
12.関電トンネル(帰り)
関電トンネルに入る前に周辺の様子をちょっとだけ。ここまで線路が来ているということは建物もあるということで、すぐ横も壁です。発電設備があるのでしょうかね。国立公園内ということでこのような看板も掛かっていました。
手すりにバッタが停まっていましたのでとりあえず一枚。
トンネルに戻ります。線路上にこのような車両が停まっていますが、はてさてこれは・・
これは、この先、黒部川第四発電所に向かうための車両で、途中に高熱隧道があるので避暑用の車両ということみたいです。で、高熱区間を通過するので架線は引けず、トンネルの中なのでディーゼル車なんてもっての外・・ということでバッテリー車がこの貨車を引っ張っていくわけです。
ここも良くも悪くも鉄道、路線図と時刻表がありました。黒部川第四発電所を経て黒部ダムまで行くことができます。そういう通り抜けのツアーもあるようです(今もあるか分かりませんが)。
トロッコ列車まで戻ってきました。機関車内部の様子を公開。運転室も狭いので、横向きです。また、関電のマークの中にレールをあしらった黒部渓谷鉄道のマークも凛々しいです。
線路の真上にカメラを置いて一枚。このようなアングルでは中々撮れないと思います。
欅平駅に戻ってきました。冬季歩道も少しだけ覗かせてもらったので、のぞいてみました。まぁ、普通の人用のトンネルですねw。どこを歩いているのか分からなくなりそうですが。
再び黒部川第三発電所の前を通過して、
欅平の駅名板も通過して
周辺散策のため、出場します。以上、今回の旅のメインイベントである黒部渓谷パノラマ展望ツアーでした。
この日の早朝第一便ということで定員の1/3程度の参加率でしたのでゆっくりを見て回ることが出来ました。途中ですれ違った第2便は満席のようでしたので、早起きは三文の得とはよく言ったものです。