このなかで”興味なし”とまで言い切ってしまった「SEL70350G」。ところが、ヨドバシ価格だと10%バックで実質10万円を切るという値段設定にあれ?。
同時発売の「SEL1655G」がF2.8通しとはいえ、15万前後の価格で、(持ってないけど)フルサイズの望遠レンズの値段設定になれた後だったので虚を突かれた感じでした。
今、主で使用しているSEL1670Zとは諭吉1人分多いくらいだし。
とはいえ、風景写真や狭い登山道の撮影のような広角レンズが有利が被写体が多いので、望遠レンズの活躍の場があるのかなということで、どんな感じに見えるのかを色々とシミュレーションしてみました。
・・・完全にチラシの裏的な記事ですねこれ^^;
先ほどいいましたが、手元にあるのはSEL1670Z。ただ、ブログ上では横幅6000pxあるものを1200pxにリサイズして投稿しています。と言うことは、横幅6000pxあるものから1200pxで切り抜けば擬似的に5倍の望遠を持つことになります。
つまり。70mm(換算105mm。以下同じ)で撮影したものを1200pxで切り抜くと350mm(換算525mm。以下同じ)相当の画ができあがるということで、横幅6000pxあるものを1200pxにリサイズしたものと横並びにして擬似的に”SEL70350Z”ができあがるわけです。
と言うことで、実例をいくつか。
①”宝塚”ロックガーデンの途中から
まずは70mm。伊丹空港に向けて最終アプローチ中のANAの787型機です。
これを350mm相当にしてみます。さすがにこの距離感だとこれでも足りないかぁ。
ここから更に"350mm相当"から1200px分切り抜いたと仮定すると(つまり元の70mmからすれば横幅240px。1750mm、換算で2625mm)こうなります。
ここでは横幅240pxを横幅1200pxに引き延ばしているので、さすがに画質はアレですが、実際のレンズではきっちりと解像してくれるはずです。ほうほう、ここまで寄るんですかそうですか。
②東京湾フェリー上から
まずは70mmの写真から。瞳AFの無い中でカモメを頑張って撮影してみました。
これを350mm相当にして、上手い具合に収まったのはたまたまですよ?ただ、実際の350mmはこれが「撮影領域」なので、フレームの中に入れるのは大変そうです・・・。
ブログに使う分であれば、これでもしっかりと解像してくれているので、350mmで撮影してリサイズする必要性はあるのかなぁと考えてしまいます。
最終的にはここまで(1750mm相当)居るか?ということとの葛藤になります。
③琵琶湖湖東からの日の入り
まずは70mmから。良くも悪くも普通の日の入り写真ですね。
350mm相当にしてみます。
1750mm相当です。月食等の記事でよく見かける、建物と月や太陽のサイズのバランスが合わない写真はこのくらいの望遠がないとダメなんでしょうかね。
④高野山百八十町石道
では肝心な登山道上になるとどうなるか。ワイド端の70mmだとこのように写る写真も、
70mmになるよう切り抜く前の16mmではこう写ります。
この程度の道であればどっちでも良いのかもしれませんが、ここのように片側の端が崖になっていて最短撮影距離でさえ確保できない場所だと途端に苦しくなります。16mmでさえ一杯一杯でもっと画角が欲しいとさえ思った場所でもあります。
その結果、これは買っちゃいましたけどね。
16mmでギリギリということは、70mmでさえこの惨状なので、350mmは場違いも良いところ・・ということになります。
ということで、1周目は広角レンズで当たりを付けながら2周目で活躍の場がありそうだったら持っていく・・と言ったとこでしょうか。荷物も700gほど重くなりますしね。