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カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

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ウォーキング

TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD の屋外撮影練習

 まずは室内で基本的なところ押さえつつ、

屋外に出て色々と練習してきました。ここで確認する事項は2つ。

1つは11㎜という画角の”感覚”をつかむこと、もう一つがワイドマクロとしてどんなものが撮れるのか・・です。

1.11㎜の画角について

 まぁ、こちらは分かりやすく、11㎜と現在の主力であるSEL1670Zの広角端の16㎜での差を見ていけばいいわけですので、作例をいくつか。

①林の中

こちらが16㎜で

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こちらが11㎜

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ぱっと見は良く分かりませんが、確実に広い範囲を捉えています。

 

②見晴らしの丘

丁度コキアを植えているところのものですが、こちらが16㎜で

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こっちが11㎜

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こっちの方が画角の差が分かりやすいかと思います。

 

③観覧車

11㎜で画面いっぱいに入るところまで近づいて・・・

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16㎜と

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20㎜

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で撮影してみました。

 

④立っている木々

16㎜で見切れる木も

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11㎜なら収まります。

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神社の御神木を撮影するときは16㎜では何だな少し足りないなぁ・・と思うこともしばしばでしたので、活躍してくれそうです。

 

2.ワイドマクロ

①最短撮影距離が15㎝ということで超近接撮影ができるのも特徴なのですが、フードの先端とツライチでもAFが食いつく・・・要はそこまで近づかないと「最大撮影倍率」が稼げないことになるのですが、そうすると、案の定、自分のカメラが影になって光源に問題が発生することになります。例えば11㎜で影の影響を極力排除して撮影するとこれが限界。

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一方、SEL1670Zで70㎜にして撮影するとこんな感じ。「最大撮影倍率」的には11㎜とほぼ同じなので、ここまで撮影できるはずなのですが、影が問題で撮影できずということになり、撮影できる対象はかなり制約されそうです。

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マクロレンズが35㎜とか、やや焦点距離を離しているのはこの光源を確保するための距離だったんですね・・・と。

 

②とはいえ、ここはF2.8のレンズ、それらしい性能も見ることはできます。見頃だったスカシユリを作例にしてみます。これがF2.8、11㎜で撮影したものですが、ピントを合わせた場所をほぼ等倍(横1200px)なるように切り出します。

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中々の解像度かと思いますがいかがでしょうか。

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やはり問題はレンズと花との距離が≒0㎝なところでしょうか。柵の向こう側に咲かれると手も足も出ないのと、登山道でこんなことしてたら滑落一直線ですので要注意です・・。

 

比較として同じようにSEL1670Zでもやってみます。やはり採光の関係でこちらの方が大きく撮影することはできます(@70㎜)。ただし、同じように横1200pxにして切り抜くと・・・

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やや甘いかな?という感じです。この日は風も出ていたので、その影響でちょっと流されたかもです。f:id:roamingaroundjp:20210704133508j:plain

 

一方で20㎜で一枚撮ってみます。花の「やく」の部分にピントを合わせてみました。じーっと見ると不思議な立体感があります。

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同じようにピントを合わせた場所を切り抜くとこんな感じ。

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3.遠近での撮影

さて、単純に一つの被写体を撮影しようとすると、光源の関係で望遠ズームの方が大きく写せる・・・あとはこれを活かせるとすると・・・背景を巻き込むしかないのかな?ということで、道端に生えていたキノコとか、

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バラを主役に。

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もう一枚。

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やっぱり撮影時は”主役”とほぼくっつく位にカメラを近づけないといけないので、かなり被写体は選びそうですね。

4.結論

ワイドマクロは固執し過ぎると最終的に登山道から滑落しそうなので、登山に行く場合は「超広角」での撮影を主に運用するように・・・と自分に言い聞かせますw

それ以外だと、マクロ撮影の場合、被写体とカメラをほぼくっつけて撮影するので、周りの目にも気を付けなければw