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カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

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ウォーキング

JR東日本 週末パスで1,011kmを周り、1万円トクをする。

世間一般は鉄道開通150周年で色々と盛り上がっているようですが、ではこちらもそれに便乗してみましょう♪。

 

1.週末パス(8,800円)

150周年記念パスは使いどころを決めきれずに時間切れ・・では、4月にも使用した週末パスを今回も使用してみます。

前回はJR線のみの利用ですが、本パスは第三セクを含む地方私鉄も使用できるパスで、むしろ、それら路線を使用することが本パスの真骨頂かと思います。ということで、

 

青春18きっぷ2日分 4,820円+地方私鉄運賃+特急利用区間の乗車券+特急券

鉄道開業150年記念 JR東日本パス 22,150円・・をそんな設定は無いけど、あえて2日分に分割した14,767円

よりも安く回れるようなルートを計画してみました。とすると、週末パスでは別料金となる特急券は14,767円-8,800円の5,966円以内に抑える必要があります。

 

2.計画ルール

次の方針でルートを選定してみました。

・極力一筆書きで回り、始終点は同じ場所(水戸駅)とする。

・極力このブログで通過したことにない区間を通る。

3.旅程

区間1:水郡線・東北本線(7:28→10:50 水戸→郡山 142.4km)

今回の旅のスタートは茨城県の県都である水戸市のある水戸駅となります。ここから乗ったことのない路線は無いのですが、全線走破したことが無い路線があるのでそれを利用します。

トップバッターはキハE130系の2両編成です。

途中、福島空港へ徒歩でアクセスできる駅を横目に北へと向かいます。土曜日ということと、水郡線のサイクルトレイン化をアピールしたからか、一時、車内の半分が自転車で埋まってましたw

 

区間2:磐越西線 (11:15→12:30 郡山→会津若松 64.6km)

お次は磐越西線で西へ。E721系の2両のワンマン電車ですが、有名観光地を結ぶ路線なので混雑してました。奥に移っているのが先ほどまで乗ってきた水郡線の列車。

前回は雲に隠れて見れなかった磐梯山は今回はバッチリ♪

 

区間3:只見線 (13:05→17:47 会津若松→小出 135.2㎞)

週末パスで太平洋側から日本海に抜けられる東北方面の路線が実は只見線だけなのに(磐越西線、米坂線は災害で不通、陸羽西線は工事で不通)抜けられる列車自体が1日3本、しかないという鬼畜区間。この旅最大のネック区間となります。

災害復旧したばかり&紅葉期と相まって列車内は大変なことにw

車両は通常運用しているE120系にどこからかの応援(?)で引っ張り出してきた110系を繋いだ不思議編成。

途中会津川口駅から見える只見川と紅葉の様子。

何で2両なんだーと思ったのですが、一部駅ではホームが1両分しかない&ワンマン運転だから3両以上にはできない・・のかな?

不通区間はバラストも総取り換えという勢いでまるで新線区間を走っているよう。

各橋梁区間では徐行していくのですが、見応えのある紅葉風景が広がっていました(位置が悪く、上手く撮影できませんでしたけど)。

紅葉区間が終わったら折り返して帰る客がいるでしょうから、空くでしょう・・と思ったら6割くらいの客がそのまま乗り通し^^;結局5時間弱立ちっぱなし・・。

区間4:上越線 (18:06→18:41 小出→長岡 33.4㎞)

新潟県境を越えるころには真っ暗になっていました。E129系2両で長岡駅へ。やっと座れた~

結局混雑でロクにモノを口にしていなかったのですが、長岡駅ビル内の店舗でへぎそばとたれカツ丼を頂く。やっぱりこのそばの硬い食感が特徴ですよね。

区間5:信越線 (19:28→20:10 長岡→柏崎 36.7㎞)

最初は長岡駅周辺で宿をと考えていたのですが、検索すると超高級宿しか残っていないという惨状だったので、更に範囲を広げて1泊朝食付きで6900円の宿が柏崎駅前にあったのでそこに向かいます。E129系4両編成で、ここに来て初の2両編成以外の電車となります。

ここで初日は終了、全区間JR線で有料列車は一切使用せず、412.3㎞を走り切りました。

区間6:信越線 (7:24→8:07 柏崎→直江津 36.3㎞)

2日目のトップバッターはやはりE129系。旧型車両は排除完了って感じですね。

日のあるうちに日本海を見ておきたかったので、満足♪

区間7:えちごトキめき鉄道はねうまライン (8:12→9:01 直江津→妙高高原 37.7㎞)

別名、信越線。車両は旧E127系らしきものの4両編成。最近何でもかんでもワンマン運転ですが、ここはツーマン運転。何でかなーと思ってたら、

スイッチバックの駅があって、車内で運転手の行き来が無かったから、スイッチバック用に車両の両端に運転手を配置していたんですね。

長野と新潟の県境近くにある妙高高原駅からの一幕。

区間8:しなの鉄道北しなの線 (9:08→9:37 妙高高原→豊野 26.5㎞)

鉄道会社は違えど、元々は同じ「信越線」だからなのか、乗り継ぎはポンポンと進みます。車両はE129系らしき2両編成。

路線図はこんな感じで信越線の両サイドをしなの鉄道で挟んでるけど、元々は全区間信越線だったわけで・・。

複線だったのを線路を剥がして単線化した跡が。

豊野駅で途中下車。決して湘南色の115系が来たからではありませんよ?

乗換のため、歩き・・走ります。千曲川を渡って反対側へ。

4㎞強の距離を30分ほどで走り切ってお目当ての駅が見えてきました。

区間9:長野電鉄長野線 (10:15→10:42 小布施→長野 17.5㎞)

私鉄の長野電鉄小布施駅です。もちろん、週末パスが有効な区間です。

わざわざこんなことをした目当てはコイツ

右側の電車がわちゃわちゃしているなーと思ったら、鉄道娘を発見w

区間10:信越線、しなの鉄道本線 (11:17→12:00 長野→上田 34.4㎞)

本日5本目。1日目は全部合わせて5本だったので、午前中だけで本数は並びます。で、長野~篠ノ井間もしなの鉄道化しなかった理由はこの左に停まっている特急のせいかな?車両はE129らしき2両。

大急ぎで上田城址に行って駅に戻ってきます。城址公園の滞在時間は5分ほどでしたが、紅葉が何ともお見事。実は特急料金880円を課金して11:27発のあさま号に乗っていれば上田での滞在時間が20分ほど伸びてゆっくりと回れたことに気づいたのが篠ノ井駅を出てからでした・・。

区間11:しなの鉄道本線 (12:28→12:49 上田→小諸 18.0㎞)

今度は旧115系3両のモーター音を楽しみながら小諸駅へ。

ここでも小諸城址内を散策。やっぱり紅葉が見ごろで目の癒しになりました。

区間12:小海線 (13:37→16:05 小諸→小淵沢 78.9㎞)

ここまで大分細かく乗り継いできましたが、この列車に乗るための時間調整という面もありました。

110系2両での列車で、全線通す列車が只見線よりはるかに多いので、混雑は・・清里駅まではそれほどでもなく。

こちらも山岳区間での紅葉はお見事。橋梁区間は只見線に軍配ですが、それ以外だと小海線も負けてはいない感じ。

八ヶ岳方向の山々を見ながら小淵沢駅に到着・・・

区間13:中央東線 (16:13→18:29 小淵沢→新宿 163.4㎞)

僅か8分の乗り継ぎで臨時のE353系あずさ78号に乗車して新宿へ。臨時なのですが、時間帯が良いのか満席でデッキにも人が居ました。特急料金はチケットレス利用で2,140円。

早めに座席を確保しておいてよかった~。富士山も顔を覗かせていました。

区間14:山手貨物線、横須賀線、総武線 (18:39→19:54 新宿→成田 85.8㎞)

臨時のあずさ号のおかげで、まさかE259系の成田エクスプレスを利用することになるとは思わず。特急料金は通常1,730円ですが、当日でも効かせられるトクだ値を使って1,120円。ま、常磐線経由で帰るのは面白くなさすぎるのと、少しでも円を大きくしたかったというのもありますけどね。

区間15:成田線、鹿島線 (20:43→21:40 成田→鹿島神宮 44.7㎞)

この日は余りにも乗り継ぎ&観光の効率が良すぎてここまでほぼ何も口にしておらず、ここで夕食。時間だけ見れば、成田エクスプレスを使わなくても在来線の乗り継ぎだけでこの電車には乗れたのですが、何か食べさせて~><

区間16:鹿島臨海鉄道 (21:47→23:11 鹿島神宮→水戸 56.2㎞)

E131系2両の次、最終ランナーは8000系、水戸行きの最終列車。鹿島神宮での乗り継ぎもわずか7分と駅から出ることもできませんw

ということで、無事、水戸を出発して水戸駅に帰ってきました。

2日目の走行距離は599.4㎞、初日と合わせると1011.7kmほど、列車によって運ばれましたとさ。超おおざっぱですが、地図にするとこんな感じ。南北で170kmほど、東西で200kmほどで、思っていたよりも四角だった・・。

 

4.料金面について

1.費用積算

では、このルートだといくら得したことになるでしょうか。各区間の料金をまとめるとこんな感じ。

・水戸→直江津 7,982円(宮内-長岡往復込み)

・直江津→豊野 1,510円

・小布施→長野 680円+100円(特急)

・長野→上田→小諸 1,190円

・小諸→鹿島神宮 6,380円+3,260円(特急)

・鹿島神宮→水戸 1,590円

乗車券分が19,332円で特急料金分が3,360円の計22,692円

これが週末パス8,800円+特急料金3,360円の計12,160円で済んだので、1万円強得したことになります。まぁ、こんな旅程を好き好んで組む人なんていないでしょうけど^^;

 2.他のパスとの比較

①鉄道開業150年記念 JR東日本パス 22,150円・・をあえて2日分に分割した14,767円

上記に含んでいないのが長野電鉄内の特急料金100円だけですが、あえてハードルを上げた2日分割料金でも勝てません・・というか、フルプライスでも500円ほど得になってたのかw

②青春18きっぷ2日分

1日目こそ全区間JR&特急区間無しで効果抜群でしたが、2日目は3セクやら特急やらを使いまくったので、仮に成田エクスプレスを使わないとしても
2日分 4,820円+1,510円+680円+100円+1,190円+3,080円+2,140円+1400円で14,920円と週末パスよりも2,700円ほど高い結果に。

 

ということで、週末パスも使い方次第では威力抜群な切符になるのでした。