(平成と令和その5、C67-1)
11.出雲市駅→大森代官所跡
本日は平成31年4月30日、宿泊先のホテルの廊下の様子です。最近では中々見ないドア前に置かれる新聞紙の様子です。
この日の紙面はもちろん、平成最後の日を伝える文面がトップでした。
ホテルでの朝食後、チェックアウトして列車に乗車します。
隣のホームでは奥出雲おろち号が出発待機していました。これはこれで山奥の山陰をトロッコ車両から見られるということで楽しそうではありますが。
改めてたらこ塗装の標準気動車をパシャリ。
では、出雲市駅を出発です。
車内から逆に大社線跡をパシャリ。
大田市駅に到着です。
ここからバスに乗って石見銀山のある集落へと向かいます。その最初のバス停である大森代官跡で下車、今回のコースのスタート地点となります。車内はそれなりに混雑していましたが、このバス停で降りたのは自分一人だけ。
代官所跡自体はバス停から歩いてすぐのところにあり「石見銀山地区」としての起点(≒端っこ)となります。なので、ここから山の方向に沿って進んでいくことになります。
12.集落→清水谷精練所跡
では、集落地区を進んでいきましょう。それにしても、前日の夕方から降っていた雨が上がってくれたので、良かった♪
一応世界遺産と認定されている場所のはずですが、まぁ、あのバス停で降りたのが自分ひとりということで何となく察することはできましたが、人が少ない・・。いないわけではないのですが、普通の住宅地を通っているという感じです。
山間の町ということで、その山も入れての住宅地の様子を何枚か。
集落区間を抜けて山間区間に向かいます。ここから龍源寺間歩までは大きく分けて舗装されている車道ルートと舗装されていない未舗装ルートの2つあります。車道ルートは自転車がひっきりなしに行き来していますので、静かな環境が欲しければ未舗装ルートがおすすめです。
未舗装ルートはこんな感じ。
人も少ないので自分のペースでじっくりと歩を進めることができます。
まぁ、所々落石や前日の雨によるぬかるみもあるわけですが、注意して進めば問題はありません。というか、登山装備しておいてここが抜けられないようであれば逆に問題です。
しばらくハイキング道を進み、途中の道標の案内に沿って左折。すると、
大森代官跡バス停から約50分で清水谷精練所跡に到着します。文字通り精錬所なのですが、実際に稼働していたのはわずか1年半という短さでした。想定よりも品質が悪かったのだとか。
横から見るとこんな感じ。ここから銀というよりかは大砲が出てきそうな感じですね・・。
最上部はこんな感じ。
13.選鉱場跡
主要施設としての案内はここだけですが、実はこの奥にも道と設備が続いていますので、行ってみます。はい、登山道ですw
この先に本当に何かあるのかと疑ってしまいます。
でも道も、看板もありますので、進んでいきましょう。下の方から追いかけてくるようなワイワイ声が聞こえてきましたが、途中で引き返したようです。
清水谷精練所跡から10分ほどで人工物を発見。東南アジアにある遺跡なんです・・と言っても信じてもらえそうな気がします。
階段を登ると整地された広場が現れました。ここは選鉱場跡ということで、
採掘した鉱石を選別した上で精錬所に送るための場所のようでした。選別された鉱石はシューターを介して下で待つトロッコに乗せられて運ばれていったそうな。
ところで、ここ、見事なまでに山のど真ん中ですw
さて、この後どうしようかと思っていたら精錬所に戻るよりも市道に出た方が近そうな看板はありましたので、そっち方向へと向かいます。
続く