時はいきなり戻りまして2011年10月9日。本格的に記録として写真を撮り始めた年でもあります。毎年この時期になると「今年もやるのか?」ってつい気にしてしまいます。
この日は日帰りのため、朝は早くサンダーバード1号に乗車します。
今では存在していない富山行きや、1日1本の大阪発のひだ号が並びます。
この頃はJ-WESTでの割引きっぷなどという便利なものは使用していませんでしたので、旅費圧縮のため、こんな切符の買い方をしていました。ワンデイパスであれば、特急料金を足せば特急にも乗車できます。
北陸新幹線の白山車両基地へつながる建設現場の横を通り過ぎて金沢駅へ到着。
ここからバスに乗り換えて湯涌温泉停留所へ向かいます。
真新しい湯涌温泉のバス停標識です。
まつりのぼんぼりがそこら中に掛かっていました。
湯涌温泉の案内板です。規模は決して大きくなく、温泉宿が数件に小さな神社と池があるだけの金沢の奥座敷と言った場所です。
バス停近くにあるおそらくこの温泉街で一番大きな宿です。
神社へ向かう参道・・・というがステージでしょうか。ここには足湯もあります。
神社へ向かいます。
稲荷神社らしく赤い鳥居はありますが、やはり大きくはありません。ここに願い札を掲げておくと、この日の夜に炊き上げてもらえます。
少し登った先には玉泉湖という池があり、
ここで先程の御札の焚き上げが行われますが、そこまでいる気は最初からなく、祭りの雰囲気だけ楽しんで撤収するつもりでいました。
このお祭り、長年の歴史があるわけでは無く、この地域での"水害復興記念"ということで行われたのですが、とある理由で面白半分で来てみました。これがまさか定例化して今年(2017年)もやるとはその時は夢にも思っていませんでした。
実際の祭りの様子がこれです(第3回の映像)。
ということで、作中の祭りを実際にやってしまおうということで興味があったわけです。では、どのくらいこの"逆輸入の祭り"なイベントに力を入れていたかと言うと、
専用のバス停標を作ってみたり、
金沢駅のバスのりばのそこら中にポスターを張ってみたり
地元新聞で全面広告を打ってみたり。
というくらいには力を入れていました。
作品として続編が出ているわけでもないのに参加者数がしぼむどころか右肩上がりという不思議なイベントということもあり、この行末が気になる次第です。アニメ色を消して普通のお祭りとして定着し、数十年後に「このお祭りの起源はアニメです」だなんて事になったら面白そうw(と言うか期待している)。