(ウォーキングC112-4)
那須岳の三角点を見届けた後はお鉢回りを巡って本道と合流します。
地理的な山頂から物理的な山頂を見るとこんな感じ。
さて、引き続き、山頂駅方面へと進むわけなのですが、
山頂駅は見えている・・・今にも雲に覆われそうになっていますが。
そこまでの道は思った以上に険しく、ロープウエーの駅って、終着から山頂まで比較的簡単に登れるような位置に配置するものと思っていましたが、ここは違うようです。確かに距離は短いですが、ほぼ直登。
迫ってくるこの雲の威圧感は中々のものでした。
岩区間が終わったと思ったら今度は細かな砂区間で、まぁ、滑る滑るw
三角点からは13分ほどで那須岳と書かれた大きな看板に到着。そして、ここが、
牛ヶ首方面との分岐でもあり、避難小屋方面への巻き道でもあります。ということで、那須岳の山頂は旧で嫌だというときはこっち方面。
標高も下がってきたということもあり、緑の中に延びる踏み跡ということで、コースは分かりやすいですね。
細かなアップダウンや岩が頃張っているものの、概ね歩きやすい道。ヘロヘロでなければ、すんなりと行けていたのでしょうが、足取りは重重です><。
ですが、周囲の景色はまたここまでのものとも違って、変化がありました。
この辺はさすがに紅葉も後半戦のようで、赤くはなっていますが、葉っぱは何れもほぼ落ちきっていました。
那須岳方面を見上げると、山頂には岩の要塞が?と思える異様な光景が。
来た道を振り返るとこんな感じ。雲はこっちの方には来ていないようですね。
分岐から26分ほどで牛か首に到着です。ここから更に先に行く道もあるのですが、ここで休憩を取ります。逆算しても、まだ余裕のある時間でしたので、しっかりと。
これから進む方面の道も見えているのですが、今いる場所は避難小屋とほぼ同じ標高ですので、極端な登りが無いことを祈るだけです。
出発です。眼下は姥が平とひょうたん池方面です。体力的に余裕があれば寄ろうかと思ったのですが、ダメそうなのでそのままパス。
しばらく進むと、やっぱり火山だと思い知らされる光景が広がります。
山肌から湯気が立っているのと、積もっている黄緑色のものは硫黄でしょうか。
別の角度から湯気の様子を。この辺は足場も決して良くありませんので(幅が余り広くないトラバース道)、撮影には注意です。
眼下はこんな感じ。うーん、山w
上はこんな感じ。緑が広がっているので、火山帯を抜けた・・・
訳でもなさそうです。この先カナーリ平坦なのがある意味ホッとしています。
この辺では岩の色の注目です。白かったり、黒かったり、赤かったり。
地層マニアなら歓喜するような場所になるのかな?
さて、もう少しで避難小屋なはずなので、そろそろ見えてきそうなものなのですが・・・
牛ヶ首を出発して23分後、避難小屋に到着です。ロープウェイの分岐から休憩込みで60分、那須岳経由では休憩込みで1時間20分ですので、巻き道としての役割もちゃんとありました。
日もだんだんと傾いてきて、避難小屋もひっそりとしてきました。あとはここからロープウェー乗り場近くのバス停まで下ります。