(ウォーキングC34)
※ブログ全体の記事数の整理のため、分割していた本編の記事を一つにまとめ、再投稿するものです。写真103枚。
↓ショートVer
※このコースは昨年9月の台風で土砂崩れ等、相当な被害があったようで、今とは異なっている可能性があります。
本日は2018年5月5日。JR山陽新幹線および神戸市営地下鉄線が乗り入れる新神戸駅です。今回のスタートはこちらから。ここは六甲縦走路のほぼ中間点ということで、1日目は須磨浦公園~新神戸、2日目は新神戸~宝塚・・なんてことも出来る場所でもあります。
また、ここは新幹線の駅でありながら滝まで徒歩10分という、時間調整のついでに滝が見れるという特徴もあったり。
入り口には六甲山系の主な登山道の地図もあります。今回はこの中でこの地図上では「トゥエンティクロス」と呼ばれるコースを歩きます。
まずは布引の滝の雌滝を目指します。ここを経由しないルートもあるのですが、ついつい寄り道ばかりする悪い癖がありましてw
雌滝を上から見るとこんな感じ。
雄滝に到着です。シャッタスピード早めで一枚。
スロー気味にしてもう一枚。未だに滝はどう撮れば良いのか分からない自分でした。水流があればスロー気味の方が良いのかなぁ。
半吊り橋にやってきます。
猿のかずら橋と呼ぶそうです。猿がこの橋を占拠しても違和感は無い・・かも。
で、この橋の横にあった看板は「トエンティクロス」。実は看板の度に名前が異なっており、このコースの正式名称って何が正しいんだ??と思ってしまいます。
なの無き滝もいくつかあり、
ダムのすぐ横にも水流がそこそこある滝があります。
布引貯水池を貯水するダムになります。横にある階段を上ることでダムの堰堤に出ることが出来ます。
正式には五本松堰堤と言うことですが、その完成時期が明治33年。平成がまもなく終わろうとしているということは、5つめの時代に突入するダムということになります。
頭上には布引ハーブ園へと向かうロープウェーのゴンドラが行き来しています。
ダムと一緒にロープウェーも写せる数少ない場所かと思います。布引貯水池に到着後はまずはそのダム湖に沿って進んでいきます。ものすごく自然に見えますが、ダム湖です。そして神戸市内です。
ダムの方向を見ます。年季の入った堰堤とその奥にロープウェーのゴンドラも見えます。
ダム湖百選にも選定されているということでその証拠と共に。
そういえばここも百選のうちでしたっけ。
ダム湖が終わると今度は川沿いに進んでいくことになりますが、しばらくはしっかりと舗装された歩道や車道が続きます。
新緑の中を進んでいくので気持ちいいですね。
ダム湖が明治33年であれば、そのダム湖に至る設備もこれまた遺産級のものになります。なので、あわせてノスタルジックな雰囲気も味わうことが出来ます。
この分水堰堤&分水橋はそのうちの一つになります。
六甲全山縦走路、再度山方向へとの分岐点になります。ここでの表記は「トエンティクロス」。
六甲全山縦走路と合わせた表示ですが、こちらは特に表示は無し。
もう周りは山と木しか見えなくなってきました。山の中って感じですね。
そして少しだけ併走していた六甲全山縦走路とはここでお別れになります。ここでの表記も「トエンティクロス」です。
ここからが「トエンティクロス」と言う名前の由来となる道が始まります。如何せん、この名前を直訳すれば「20回渡渉する」と言うことですからね。六甲全山縦走路との分岐点からが本コースの本番。それなりに川との高低差がありましたが、一気に川辺まで降りていきます。
ということで、「トウェンティクロス」にやってきました。「トゥエンティクロス」「トエンティクロス」に続く3通り目になります。ここからは渡渉の連続になります。なので、増水時はかなり危険なコースになるということでもあります。何も無い場所を渡ったり、
小さいけど橋が架かっていたり、飛び石があったりと渡り方は様々です。渡渉経験が無ければそれを積むのには良いのかもしれません。川自体も浅いですしね。
渡渉中、上流方向を一枚。
所々・・と言うには高頻度で砂防ダムが設置されていて、その近くに来る度に急登が待っているという繰り返しになります。
別の場所で撮影した上流の様子。
同じく砂防ダムから流れ落ちる水をスローで白糸風に撮ってみたり、それなりに撮影を楽しみながら進んでいきます。
ここにもダムが。まぁ、この下流にあるのが三宮とか神戸市外のど真ん中なので念には念を入れるのは分かりますが・・。
それにしても、緑豊かな山の中ですなぁw
少し道幅が広いところに出てきました。まぁ、砂防ダムがあるということはそれを管理するための車両が出入りするための道もある訳で。
このコースで一番の見所はここでしょう。名前は河童橋。(ベタですが)ここではありません。
か弱い橋に見えますが、河童橋です。
渡ると川の中州のような場所に出てきまして、そこからこんな景色が撮影できます。
なんかミニ上高地的な雰囲気感じがしたのは気のせいでしょうか・・・。
振り返って中州方向を見ます。手前の橋が河童橋。奥に行くと先に進むための橋が別に架かっています。
少し進んで河童橋を入れて下流方向を見たものになります。
うーん無理がありすぎるかなw
対岸に渡る橋がもう一つ。
昨年の台風21号でこんなことになってました↓
河童橋から続く橋を抜けて先に進みます。この透明度も素晴らしい。
河童橋を通過した後も渡渉は続いていきます。飛び石での渡渉が比較的多めでした。
飛び石の上から下流方向
上流方向
砂防ダム再び。
水が透明で、水面近くに橋・・・と言うか石があると水面に近いアングルで川の様子が撮影できるのが良いですよね。
森林植物園との分岐です。森林植物園方向へは再度渡渉が必要で、深さもややある実はここまでの中で一番難しそうな渡渉スポットでした。「トエンティクロス」の区間もこの辺までとなります。
川沿いを進むこと自体は変わっていませんのでこのように川のど真ん中から川の様子をが引き続き撮影できます。
道自体は林の中の区間はこんな感じで、全然問題なし。すでに数百m高度を上げているはずなのにまるでそんな感じがしません。
川横にある歩道代わりの橋を通過していくと
その先には休憩スペースと飛び石、そして分岐が現れました。ここで摩耶山へ直行するルートともう少し回り道をするルートに分かれます。これが最後の渡渉・・・かと思っていたのですが^^;
飛び石の真ん中から撮影した上流の様子です。マイナスイオンたっぷり!な写真になっていれば良いなぁ・・なんて。
飛び石の先の分岐で徳川・シェール道と呼ばれる道を進んでいきます。
引き続き川に沿って進んでいく道になります。山道では大にして川沿いが登山道となるパターンはあるかと思いますが、身近に渡渉がたくさんある比較的難度の低いコースは少ないかと思います。頂上からケーブルカーで降りるというエスケープもありますし。
こちらの道は整備度というと一枚落ちる感じですが、歩く分には特に問題ありません。
突如として炭窯跡とか出てきますが、周囲にはそれを連想させるような他の遺構もありませんでした。
三叉路にやってきましたが・・・あれ?なんか交差点が水没してません?深さも膝下が水没するくらいはありそうで、どうしたものか・・・。
渡れました。少し外れた場所に飛び石があり、それを利用して対岸へ。運良く他の人がそれをやってたので見よう見まねで。
再び看板を頼りに穂高湖に向かって進んでいきましょう。
渡渉箇所、まだありました。
車が通れそうな道幅の道に出てきました。このまままっすぐ進むと
ダムの壁と遭遇。ここでコースは湖を左回りで回るか右回りで回るかの分岐がありましたので、
左回りの湖を周遊するルートを選択です。穂高湖って長野にありそうななめですが、兵庫県内にあるダム湖でした。
湖を3/4周したところでベンチと湖畔のようなスペースがあり、何人かがご飯を食べていましたので、
それにあやかってこちらもエネルギー補給です。最悪食べずに持ち帰ってもいいようにと言う選択です。
ベンチ付近からの様子です。遊歩道の先端で弁当を広げている方も居ました。ダムの構造物からは死角なので特等席ですね。
パンを口に押し込んでそそくさと出発です。車道側には「穂高湖」と書かれた立派な石柱が立っていました。
ダム湖なんですけどね・・。穂高湖を出発して先を進みましょう。出発してすぐに車道に出て、それに沿って歩くことになるのですが、
すぐにアゴニー坂が登場。車道沿いをそのままでも良さそうなのですが、ここは"登山"しに来たと言うこともあってアゴニー坂を登っていくことに。
この坂、以外とくせ者で、これまでのゆるゆる坂からすると岩あるわ、妙に急だわで600mほど登った後だと意外と堪えます。
地図によればこの辺に摩耶別山の山頂があるはずなのですが、この施設の中でしょうか。実は摩耶山よりも高いとこりにあり、ここが今回の最高地点になります。
この辺からはチラチラと景色が広がりはじめってきました。
道はホテルの横を通過し、
少し逸れて摩耶の石舞台という場所に。何かあるのかと思いましたが、特に何もありませんでした。
一応こんな景色は広がっていましたが、この霞具合だと感動もいまいちって感じです。
そしていよいよ摩耶山の名所である掬星台に到着となります。神戸市内が眼下に広がっています。霞がひどいので少し画像処理をして、
こんな感じ。視界がクリアであれば眼下のポートアイランドー神戸空港ー関西空港ー大阪泉南地区が見えたということになります。
摩耶山へ上がるためのロープウェーです。これがあるのでここからの夜景もきれいに見ることが出来るかと思いますし、ここで終了にして降りることも出来ます。
掬星台の看板です。
展望台からの風景を堪能した後はそのまま掬星台を通過して摩耶山の山頂へと向かいます。山頂は林の中にぽつり。看板はそれなりにあったので、迷うことは無いでしょうが、道路から少し中に入った以外と目立たない場所にありました。
近くには天狗岩と鳥居が。
その天狗岩です。
山頂を制覇して下っていくことにしましょう。今回はひたすら青谷道に沿って下っていきます。
摩耶山頂を制覇した後は
青谷道に沿って下山していきます。
かなりの方がこの道を使って登り下ろされていましたので、止まって写真撮影も中々大変です。行者堂跡地に降りてきました。元々お寺があったため、ちょっとした広場になっていますが、今では何もありません。
看板だけがその存在をアピールしていました。
ここから下は「参道」と言うこともあってひたすら階段道が続きます。700m近い高低差を下っていくわけですから、こうなるんですが・・・膝に響きます^^;
寺の本堂はありませんが山門だけは残っていました。
看板に沿ってひたすら下ります。
山門まで続いた階段地獄は一旦落ち着き、その後は道自体は整備された登山道という感じです。
ひたすら林の中を下っていきます。
ここに分岐があるのですが、かまわず青谷道方向へ
所々で舗装された道も出てきます。
何も見所無く終わるのかと思ったら突如として観光茶畑が登場。神戸市内にお茶が栽培できる場所があったんだぁ。それにしても来るだけでも一苦労しそうな所に^^;。
その後は見所も無く、川を一つ見たくらいで
市街地にまで降りてきました。
登山口へと通じる看板がこちら。やや下に傾いているので分かりにくいかも。
そして、そのままゴール地点である阪急王子公園駅に到着です。駅名の通り、王子公園という動物園が近くにあります・・と言うか横を通りますので、寄ってみるのは・・さすがに無いか。
地図と標高データはこんな感じ。前半は11km位かけてゆったり上昇、後半は4km強で急下降・・と言うのが分かるかと思います。
まとめるとこんな感じです。
出発 | 新神戸駅(56m) |
到着
|
阪急王子公園(39m) |
経由 | トエンティクロス→徳川道→シェール道→掬星台→摩耶山頂→青谷道 | ||
歩数 | 23,975歩 |
距離
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15.3km(GPS) |
時間 | 5:08 |
日付
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2018.05.05 |
最高点 | 摩耶別山付近(719m) |
最低点
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