(ウォーキングC58)
※ブログ全体の記事数の整理のため、分割していた本編の記事を一つにまとめ、再投稿するものです。写真97枚。
↓ショートVer
1.追分駅→牛尾山ハイキングコース入口
本日は2019年3月8日。こちらは京阪京津線追分駅です。京阪という大手私鉄のイメージからはかけ離れた最大61‰の勾配を行き来する隠れ山岳路線だったりします。
この駅もその最大傾斜区間へ向かう途中ということで、線路は傾斜しているのが分かるかと思います。
駅改札を出て、地下連絡道を通過し、
牛尾ハイキングコースと書かれた看板通りに進んでいきます。
花火にボートに観光線船に観覧車にヨット・・ってこれでもかとマンホールの絵柄に詰め込みまくっています。
この辺は京都府京都市と滋賀県大津市の境となります。京阪京津線の最大勾配区間も県境となる峠を越すための斜面だったりするわけです。
ちょっとだけ国道1号線沿いに進んでいきます。高速道路の下をくぐった先に分岐があり、そこを右に折れます。
案内板も一応ありますので、それも併せてチェックです。
左手に竹林、右手に高速道路に挟まれた道をしばらく進みます。
ここで一旦滋賀県から京都府に戻ります。
意外と交通量が多く、やってくる車に気を付けながら先を進んでいきます。
住宅地区間に入ってきました。この辺は地図を頼りに先を進んでいきます。まぁ、山の方向に進んでいけばとりあえずはOKなんですけどね。
途中渋い石柱の案内板を発見。これがあるということは道は間違っていないということですよね。
今回の目的地である音羽山方向を見ると、何だかてっぺん付近が白いんですけど^^;
雪装備持ってきていないけど大丈夫かなぁ・・・
この道は牛尾観音への参道ということもあり、所々案内板と神社も点在しています。
追分駅から22分ほどで住宅地も抜け、山岳区間に入ってきます。
牛尾山ハイキングコースの入り口に設置してあった看板です。やはりというか、何というか縦横無尽にコースが張り巡らされています。
2.牛尾山ハイキングコース→牛尾観音
今回はまずは牛尾観音を目指し進んでいきますが、その観音までは川沿いに舗装道路がひたすら続きます。
道はこんな感じで、まぁ良くある山の中の1車線道路って感じですね。
観音への参道ということで、山岳区間になってもいろいろなものが祭られています。
牛尾山と彫られている石柱もあったりします。なので、ただの林道と思っていたら、その「参道」っぷりに戸惑うかもしれません。
過去この辺ではがけ崩れが起きたと思われる生々しい跡を発見。折角(?)なので斜面目線で一枚撮影。
道中様々な場所にお地蔵さんも鎮座していますので、退屈になりやすい林道もそれなりの発見を見つけながら進めます。
そして、「参道」だからなのか、大小ある滝のすべてに名前が付けられていて、その看板も至る所で見ることができます。ここは聴呪の滝。聞きほれたら呪われるのでしょうか・・。
道は川沿いにくねくねと進んでいきます。こんなミニ渓谷のような場所も。
文字をくりぬかれた岩があったり、
こちらでは滝の名前と歌碑まで完備されていました。この道、もう少し「参道」ということをアピールすれば人も来るのではないでしょうか。ま、オーバーツーリズムが叫ばれている中で、増えすぎても麓の方々が迷惑するのでそっとしておいてほしい・・というところでしょうね。
道と川の高低差がなくなってきました。
山岳区間に入って30分ほどで分岐点にやってきました。
一般の車道はこの辺までとなり、牛尾観音へは、
最後の階段道を登りきる必要があります。
登り切りました。正面に見える階段がハイキング道の続きとなりますが、
ちょっとだけ牛尾観音を散策します。
3.牛尾観音→音羽山
牛尾観音の境内内を散策・・・といってもここだけなんですけどね。とはいえ、登りのひと段落ということで、小休止がてらウロウロ。境内から見える景色はこんな感じで、まぁ、見事なまでの山の中ですね。見どころもあったものじゃないw
ふと地面を見ると残雪と思しき場所が。下から見て白い場所があったので、まだ雪が解けていない場所があるということなのでしょう。
では、気を引き締めていざ先を進みます。この階段の先に登山道が続いているはずなのですが、道しるべは・・・えーっと、
ちっせーw
階段を登るとすぐに尾根道のような歩きやすい道が現れます。
しっかりと道とわかる感じでこれに沿ってズイズイと進むことができます。
前半では100%舗装道路でしたので、やっと、土を踏みしめる感じが余計にテンションがなぜか上がっていきます。
ここで分岐が現れます。道標もあるので、行き先別に進みことができます。おや、何だか左の方向がなんだか白いような?
麓で白かったあたりでしょうか。雪が積もってはいますが、歩く分には全然問題ありません。
ここで石山寺に抜ける道と音羽山へと向かう道の分岐になります。最終的に石山寺方向へと行くのですが、音羽山へと行くのも目的ですので一旦左を進みます。
さすがは東海自然歩道。文句のつけようが無い、見事な整備っぷりです。ちなみにこの道の真上が京都府と滋賀県の県境だったりします。
音羽山山頂への道の途中にも残雪跡があったので、その雪を入れての一枚。崖の部分にも柵が配置される厚遇っぷり。
4.音羽山
牛尾観音を出発して約35分で音羽山山頂に到着です。さて、ここの三角点はどうなっているかというと!
雪被ってたーw まぁ溶けてなくなるのも時間の問題ですけどね。
さて、わざわざ音羽山を経由した理由・・それはこの開けた景観です。雨が降った翌日ということで視界も良好。京都方向を望みます。
方向変わりまして湖西/琵琶湖方向を見ます。
また、地図を良く見れば分かるかと思いますが、この音羽山の真下に東海道新幹線の線路が通っています。なので、新幹線の線路が真っすぐこっちに向かっていることが分かるかと思います。
5.音羽山→貯水池
では、山頂を後にします。この道、山頂付近はやや回り込むような道になっているので、こんな感じで別の場所から山頂付近を眺めることができます。
折角なのでポールと一枚。使うほどの山ではないのですが、足だけではなく、全身へ負荷をかける・・と言う理由であえて使用している場合があります。
山合から大津方向が見えました。真ん中の橋は近江大橋かな。
この先はしばらく下りです。思いのほか急な下りが続くので、スリップに注意しながらサクサクと降りていきます。
まだまだ下りは続きます。
ここで石山寺方向への道と別の山へと向かう分岐ですが、今回はこのまま石山寺方向へと下っていきます。そして、本格的に滋賀県に入っていきます。それにしても、まだ6.7㎞残っているのかぁ・・。
分岐を進んだ途端に雰囲気が一変。ということで、鬱蒼とした雰囲気の一枚が撮れてしまいました。
この辺から下り中心ということのあって冷えてきたからなのか、なぜかくしゃみが連発。
昔はしっかりとした道だったのでしょうか。今では見る影もない・・という感じです。
山頂を出発して約50分で登山道区間は終了。ここから先は砂利道区間となります。そこに飛び込んだのが・・・
あ~・・・くしゃみの原因はお前ですか。スギ花粉!
しばらく砂利道を進んでいきます。
すると一旦車道から外れるようにして道標が。
すると、整備された用水路?の堰堤?の上をしばらく進むことに。
そして再び分岐が。柵で2分されていますが、道しるべの通り、左方向に進むのが正解のようです。
山頂から約70分で貯水池に到着です。
ここで小休止をとります。
6.貯水池→近津尾神社
貯水池から今来た方向を覗いてみます。まぁ、山ですな。そして・・・花粉がブワっと^^; はっきりとした花粉の塊が舞い上がっています。はっくしょんw
ハイキング道に戻ります。両側に貯水池があり、その間を縫うように進みます。
車道が現れました。ここからはほぼ舗装道となります。道標の石山寺に向かって進んでいきましょう。
すぐにふれあい広場・・アスレチック広場でしょうか。の横を通過します。自然あふれてなんだか良いですね。地元の人用って感じですね。
住宅地も林立するようになってきました。この辺からは迷子との戦いになります。
石山寺まであと3.4㎞。しっかりと東海自然歩道です。
道脇にあった近津尾神社に寄ってみます。少し高台に境内は位置しています。
本殿は思いのほか立派でした。
その奥には史蹟までありました。1690年ごろにかの松尾芭蕉がココに建っていた建物に住み着いていたのだとか。
再び車道に戻って先を進むと先ほど訪れた近津尾神社の鳥居が待ち構えていました。なかなか位置関係的には分かりづらいところに、まぁ・・・。
7.石山寺へ
再び東海自然歩道の道標を発見です。
ここから石山寺まではその石山寺の裏手にある丘?山?のすそ野を回るような形で進んでいきます。実は案内なく、反時計回りの方向で進んでみることに。
しばらくの車道歩きででしたが、看板もなく、少し不安になってきたところで遊歩道が登場。そこに石山寺の文字があったのでひと安心。
しばらくはその遊歩道に沿って進んでいくことにします。
のどかな川沿いの道を進みます。
大津市のマンホールです。これでもかという位詰め込んでいますw
お、東海自然歩道の看板復活。とりあえず復帰した模様です。
8.石山寺
ということで、無事石山寺に到着。梅が見ごろということで折角なので中に入って参拝してみます。
もう少し季節が進むとここも桜一色になるのでしょうね。
敷地面積は広く、また、それなりのアップダウンもあるので、すでに相当のアップダウンを経てきた後には少し辛い参拝となってしまいましたw
苔&鳥居。
奥のほうまで行くと急に雰囲気がうっそうとして、これまでとは全然違う雰囲気のなか、龍穴の池が佇んでいました。
再び寺の外周道路を周回します。スイセンが咲いていたのでパシャリ。
紫式部が梅の花の間で何やら書き物をしている・・・という絵で撮影してみました。梅の咲き揃い感はイマイチですが、それでも、「春」って分かる一枚にはなったかな?
少し高台にあるので、景観もあるのかなと思っていたら、思いのほかありませんでした・・・。湖西の山々を入れるのが精いっぱい><
梅園にやってきました。うーん、やっぱり何だか物足りなさが^^;
雷神?のような風体の石像を見つつ、石山寺を後にします。
9.石山寺駅→帰路
寺は琵琶湖から宇治を経由して淀川へと繋ぐ瀬田川の目の前にあります。ということで、その河川敷からの一枚です。
川の看板もあったので1枚。
瀬田川の沿った歩道を歩くのも良し、一旦瀬田川に降りて河川敷を歩くのも良し、どっちにしても10分足らずで今回のゴールである石山寺駅に到着です。
で、ホームで出迎えてくれたのが・・・鉄道娘の立て看板でした^^;。京阪自体は大手私鉄なのですが、路線的にはローカルなので、設定した?
無人だったので車内の様子もパシャリ。
石山寺から2駅先にある石山駅でJR線と乗り換えなのですが、改札へと上がる階段にもでかでかと居ました。
ということで、コース図と高低差になります。山をひと越えって感じのルートになっています。距離も石山寺を周回したということもあり、17㎞とやや長めの距離に。石山寺を経由していなかったらそのまま石山駅まで歩いてたかも。
簡易表です。
出発 | 京阪/追分駅(103m) |
到着
|
京阪/石山寺駅(89m) |
経由 | 東海自然歩道 | ||
歩数 | 23,525 |
距離
|
17.0km(GPS) |
時間 |
5:13 (9:29-14:42) |
日付
|
2019.03.08 |
最高点 | 音羽山(593m) |
最低点
|
瀬田川河川敷(85m) |