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カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

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ウォーキング

山の辺の道 北コース(奈良駅~春日大社~白毫寺~歌碑~崇道天皇陵~弘仁寺~白川ダム~石上神宮~天理駅)

(ウォーキングC64)

※ブログ全体の記事数の整理のため、分割していた本編の記事を一つにまとめ、再投稿するものです。写真98枚。

↓ショートVer

1.春日大社

本日は2019年4月13日の近鉄奈良駅です。まずは山の辺の道の起点となるポイントへと向かいます。行き方は様々ですが、今回は春日大社内を経由していくことにしました。

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スタート早々商店街の中を進んでいきます。

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すぐに興福寺の境内内に入っていきます。出発して僅か4分で鹿との出会い。県庁所在地の駅でこんなことができるのは奈良だけかなと。

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散り始めた桜を横目に三重塔を通過。

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興福寺の中金堂です。サイズ感は抜群ですね。

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そのまま三条通沿いを進んでいくと春日大社の一の鳥居の登場です。ここからは長い真っすぐの参道となります。

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鹿も列をなして参道を渡っていきます。神聖さを感じ取っているのでしょうか。

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参道を少しでも外れると鬱蒼とした林となります。

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しばらく進み、S字のようなカーブを通過すると、

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春日大社二の鳥居が現れます。これを潜ってもう少し行くと春日大社の本殿ですが、今回は鳥居を潜らず、その手前の道を右に進んでいきます。

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すると人気が突然なくなり、ヒンヤリした空気だけが漂っていました。

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しばらく道なりに進むと春日大社の側面から出ることができます。そこを左に進んでいけばそのまま柳生の道に続くのですが、今回は右に進んで少しだけ移動。

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奈良駅から40分ほどで山の辺の道の起点に到着です。これが奈良側最初の看板です。

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2.新薬師寺・白毫寺

そのすぐ先に石でできた立派な看板が登場です。正式なスタート地点は一体どこなのやら^^;

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そこから2分で新薬師寺に到着です。門が開く前でしたので、門の手前から境内の様子を一枚。

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その横には段々看板と男女が彫られた像がありますが、神像石(かむかたいし)というそうです。

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この辺は住宅地区間ということで、看板を探しつつ住宅地の中を進みます。

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大きな木が印象的な宅春日神社を通過。

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本道からは少し外れますが、看板もあるので白毫寺(びゃくごうじ)へ寄り道してみます。

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入り口はこんな感じ。

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少し登ったところにあるため、こんな感じで奈良市街地を見下ろすことができます。

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また、境内の中に万葉集の歌碑が建てられていました。この道の沿道にもたくさんの歌碑が建てられており、ますので、興味のある方はどうぞ。

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3.白毫寺~貯水池近くの歌碑

お寺を後にして再び本道に戻ります。山の辺の道のスタート地点から32分でこんな柵が登場です。奈良公園にいる鹿よけです。

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畑も多々ある場所ですので、まぁ、鹿に群がられても困りますわな。

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登れそうな登れななさそうな山を横目に看板と手持ちの地図便りに進みます。やはり、街中のルートですので、看板だけではちょっと心配になってしまいます。

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ここにも道しるべと歌碑を発見。

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柵から14分で八阪神社に到着です。

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こんな感じで両側に狛犬を携えて階段の上にお社がある神社でした。

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再び住宅地の中をうねうね。

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スタートから約90分で池と歌碑と道しるべのあるポイントに到着です。

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えーっと、「猟高乃 高圓山乎 高弥鴨 出来月乃 遅将光」意訳が「猟高(かりたか)の高円山(たかまどやま)が高いせいか月が出て来るのが遅いですこと」だそうです。

で、その高円山はどこかというと、ここです。

 4.歌碑~白山比咩神社~嶋田神社~崇道天皇陵

この貯水池のへりに沿って進んでいきます。

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ここで右に行くルートと柵を越えて先に行くルートがあります。柵自体はイノシシ除けで通行する分には問題ないとの看板がありましたので、

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その竹藪を突破していきます。小山を中央突破するか、ヘリを回り込むかの違いですので、

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最終的には同じところに合流です。

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看板もたくさんあるのですが、このような何の道なのかが良く分からない場所もあったりして、本当に正しいのかどうかはもう、看板を信じるかどうか・・ですw

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しばらく車道沿いを進んでいきます。

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住宅地・農地・岡や丘を縫うようにして道があるので、色んな種類の道が楽しめるのも楽しいのですが・・。

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奈良盆地の西側のへりを進む道ですので、常に生駒山が目印になります。

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歌碑から23分で白山比咩神社の横通過していきます。

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そこから4分ほど先にある嶋田神社。

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その近くにあった歌碑にド・ストレートな感想文が・・・。

「あをによし奈良の大道は行きよけどこの山道は行き悪しかりけり」で、

「あをによし奈良の都大路は通り易いが、この山道はなんと通り難いことだろう。」

現代でも色んな意味で通りづらいです・・。

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5.崇道天皇陵~弁財天社~弘仁寺

そこから3分で崇道天皇陵に到着です。奥が良く分かりませんでしたが(古墳ではなさそう)、手前には宮内庁のアノ看板がありますので、まぁそういう場所です。

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この天皇陵の裏にある貯水池の横にも

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歌碑です。ただし、万葉集ではなく、日本書紀ということで、ベタベタに歴史感満載な道であることを改めて思い知らされます。

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花々が彩りよく咲いていましたので一枚。

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そのまま小高い丘(?)を中央突破するように進んでいき、

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圓照寺へと続く参道に出てきます。

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その圓照寺自体は一般人の参拝不可ということで、行けるところまで行って一枚。

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山をもう一越えして反対側の鳥居を通過すると、

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歌碑ですw

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ここの池の真ん中には弁財天社と呼ばれる社があり寄ってみます。中には小さな祠が一つのみというシンプルなものでした。

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別の角度から見るとこんな感じ。中々開放的な場所に鳥居があったので、

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生駒山をバックに一枚撮影してみました。近代的な建物が大量に写っていますが、それでも歴史は感じられます。

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崇道天皇陵から約30分でやはり歌碑とベンチと道標の登場です。

 近鉄が発行している「てくてくまっぷ」的にはここが奈良-⑦と-⑧の交差点となり、それに倣うと今回はその2コースを一括して歩く・・ということになります。

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折角のベンチなので、小休止ののち出発です。ここからしばらくは比較的交通量のある車道歩きとなります。

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見どころもないので看板沿いに黙々と。

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突如大きな時計はあるものの、

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こんな感じの道を進んでいきますので、中だるみ感もちょっと出てきます。

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休憩地点から約30分で弘仁寺の奥の院にやってきました。はい、お寺の裏側からの訪問のようです。

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その階段を登った先には、

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いよいよ石上神宮の文字が道しるべに登場です。で、この横にある三脚は一体^^;

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本殿はこんな感じ。画角一杯です。

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別角度から桜を写し込んでみました。その前ではテレビカメラを構えた方が親子を取材(?)していました。あの三脚はこれと関係しているのかな?

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この辺では桜はまだまだ見頃のようでした。

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6.弘仁寺~白川ダム

桜が見ごろだった弘仁寺を後にします。

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寺から突き当りの道を下る右ではなく、登る左が正解の道のようですが、地図上はどっちから行っても合流することはできるようです。ここにも歌碑です。

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天理大学のグラウンドの横を通り過ぎていきます。広々とした道の両側に歩道があるそんな道です。

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しばらく進んで振り返ります。少しずつ高度を下げつつ道は続いていきます。なんだか、道の真ん中で大の字になって寝てみたいそんな雰囲気。

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進んできた道の突きあたり少し手前に古墳公園と書かれた看板を発見。名前の通り小さいですが古墳があります。

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その手前の道を左に入って少しだけ登ると白川ダムに到着です。

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案内板はこんな感じ。この右側に沿ってダムの反対側まで進むことになります。休憩スポットもあるので、昼食休憩とかも良さそうです。

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取水塔を真ん中にして一枚。

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池の部分の全景を撮ろうとしましたら、画角が足りずこんな感じ。

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 7.白川ダム~石上神宮

ダムの横をそのまま進むと畑が登場です。枝に緑が生え始めています。良い実りになることを期待します。

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標通りに高速道路の下をくぐります。

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道標に従って進んでいくと、タンク(何だったかな)の間を通過していきます。ほんとこの道、色んなところ通されますよね・・。

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果樹園の近くまでやってきました。ここで3分岐。一つはそのまま果樹園、一つは本道、そして、もう一つが、

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古墳へと至る道にあります。ただぱっと見、古墳が果樹園の一部となっているような感じもしたので、今回はパスして、本道を進みます。

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それとは別に石上大塚古墳と書かれた看板があり、こちらは寄ってみることにしました。ただ、荒れた道の中で、この辺が終着点のはずなのですが・・・はてさて古墳はいずこへ?

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再び本道を進んで、車道と合流します。しばらくは山間の道のような感じの車道を進んでいって、それなりの交通量のある道に出ました。すると・・・

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天理教の総本山となる天理市街地に出てきました。この辺、天理教関係の施設が多いんですよね・・・。

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この車道をそのまま真っすぐに進んでいくと石上神宮に至るのですが、道しるべは再びまた微妙な道を通りように指示されます。

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まずはこんな道で、

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次にこうなり、

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こうなって、

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こうなる。そして、このタイル敷きの道の歩きにくいこと歩きにくいこと・・・。なんだか裏道をコソコソと忍びつつ通っていく謎の感覚が味わえます。

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ようやく豊日神社という寺院仏閣が出てきて、この道は「単に裏道を通したかった」わけではないことを実感w

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布留の高橋からの川の様子が見られれば、

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いよいよ石上神宮への最終アプローチとなります。

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ということで、山の辺の道の北ルート南ルートの交点となる石上神宮に到着です。

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相も変わらず鶏が元気に走り回ています。

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8.石上神宮~天理駅

ということで、今回は北ルートの散策ということで、ここで山の辺の道から離脱して天理駅に戻ります。

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2月に来たときは当然枝しかない状態でしたが、桜が咲いたらさぞ見ごたえあるでしょうと思っていましたが、予想通りの見応え感でした。

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この道が坂道であることを利用して奥まで桜が続くように見える一枚が撮れました。

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天理教総本山の前を通過すると前回とは違う雰囲気が。紫色の旗がずらーっと並べられていました。

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商店街の中は通過した時間が中途半端だったからなのが、まぁまぁの人出といったところです。「天理教」と書かれた法被を着ている方が往来しているのはやはりというかなんというか。

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ということで、今回の終着となる天理駅に到着です。教祖の誕生祭でしたか。ここまで宗教色が濃い駅前広場も中々ないかと思います。

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ということで、ルート図と高低差です。「山の辺」の道なので、当然といえば当然ですが、細かなアップダウンが続く道です。

簡易表です。

出発 近鉄奈良駅(86m)
到着
近鉄天理駅(64m)
経由 山の辺の道(北)
歩数 28,597
距離
21.5km(GPS)
時間

5:11 (8:02-13:13)

日付
2019.04.13
最高点 白毫寺(172m)
傾斜

約41m/km