(ウォーキングC96-3)
幅の狭い(・・・と言っても登山道であればよくある幅ですが)堀切を通過して先に進みます。
進んでいくうちのこの切通しの深さが段々と深くなっているような気がするのですが・・・。
引き続き傾斜が緩めな道を徐々に高度を上げていきながら、
分岐が登場します。ここでめがね橋から分岐してくる道との合流となります。地図を見る限りは、中々の急登区間です。まずは眼鏡橋付近の川を渡渉できるかどうか・・・なので、下りでこのルートを進むのには少々勇気が必要ですね。増水して渡れなかったらどうしよう・・って。
で、この辺から標高も高くなってきたということもあってか、葉の色が黄色や赤に染まってきた木々に出会うようになります。
もう少し下げてからの一枚。にしてもこの辺は広場のような広さのある場所ですね。わざわざ幅一杯に整備された形跡がありますし。
でもやっぱりこの切通である。時々アリジゴクの中に居るような気分に。
上を見上げれば黄色と緑のコントラストが眩くなってきました。
観光道路ではなく、商用(?)の道のため、景観という点では残念なのですが、急登、急下降がないというのが分かっているだけでも気はだいぶ楽です。この落ち葉ロードでの急降下は・・ねぇ。
幅も山の中とは思えない広さが続きます。
とはいえ、やっぱり大自然の中ですから、こんなこともたまにはあります。
と、堀切からサクサクと進むこと、50分強で、
山中茶屋跡に到着します。まぁ、名前の通り、山の中にある茶屋で、最盛期には13軒の茶屋と寺と寺子屋(小学校)まであったのだとか。
山中茶屋区画を抜けるとコンクリートがお出迎え。
そして、廃屋と廃バスもお出迎え。茶屋までは江戸時代以前に思いを馳せていたのに突如として現代に引き戻されてしまいました。
まぁ、道の状況はあまり変わっていないようですが。
ここまで来ると黄色から赤も交じり始めて来たでしょうか。
ここで左斜めに行く道と真っすぐ行く道に分岐です。旧中山道的には左に道を行くようです。右の道も若干遠回りはするものの、同じ場所に出るみたい。また、ここから少し進むと北陸新幹線のトンネルと交差します(まぁ、分かりませんが)。
道幅は急に狭くなりましたが、整備状況は良好です。
・・・この辺以外は。一瞬倒木に囲まれて行き先がないかと思ったのですが、渡渉した先に階段道があったので、
このまま進むことにします。昔であれば、ここに人馬施行所があったようで、休憩スポットでもありました。
渡渉する川はこんな感じ。
で、やっぱり深い切通の中を進んでいきます。良くも悪くも切通の「谷」に部分を進んでいけばいいので、迷うことは無いですね。
この辺は久々の傾斜のきつい区間となります。
その抜けた先で別の道と合流です。逆方向を見とる、中山道と書かれた案内板もあります。
車道(?)と合流していつの間にやら歩道の名前が中部北陸自然歩道に変わっていました。
正面には鼻曲山への分岐もありましたが、クマの目撃情報ありということで厳重に注意喚起がされていました。
ということで、横川駅から3時間48分で碓氷峠の最高地点になる熊野神社に到着です。
そして、ここからは「軽井沢ゾーン」ということもあり、人口密度も急激に上昇します。折角なのでお参り・・と。
この神社、長野県と群馬県の境目の真上に建っている神社でもあります。
御神木をパシャリ。
鳥居から本殿へと上がっていく参道もパシャリ。両側には狛犬が居るのですが、管轄している県が違う2頭でした。
神社からほどなくしたところにある公園で一休み、ここにも両県の境となる看板が建っていました。