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カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

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ウォーキング

さんふらわぁフェリーで現実へと戻る(2022年初夏の北海道12)

苫小牧駅前から出発るバスに乗ってフェリーターミナルへと向かいましょう。

バスに乗車して20分くらいで、

苫小牧フェリーターミナルに到着です。ターミナルは西と東の2か所あるようですが、今回乗船するのは西のターミナルになります。

チェックインカウンターに到着、検温された上で乗船手続きを行います。

出航案内はこちら。大洗・仙台・名古屋・八戸へ行くことができるようです。

展望デッキがありましたので上がって覗いてみます。

3隻が並んで停泊していまして、中々の迫力。で、何でわざわざ船なのかと言えば、帰りのルートを考えたとき、飛行機で茨城空港というプランも頭の中にあったのですが、水戸市在住ですし、なら、大洗であればそんな遠くないし・・そもそも夜行フェリーに乗るという機会そのものもが無かったので、乗って見よ~、ということになったわけです。あと、乗船時間が約17時間と、長すぎないというのもあったかな。

乗船時刻になりましたので搭乗橋を通って乗船していきます。

ターミナルからは一番離れた場所にありましたので、中々の距離を歩かされますw

飛行機はタテで駐機しますが、船はヨコに停泊するので、搭乗橋間が遠い遠い。

では、いよいよ乗船です。

タラップからターミナルを見るとこんな感じ。

共有スペースはこんな感じ。中々広々としています。

まずは荷物を置くため、予約していた部屋へと向かいます。

今回予約した部屋はこちら。なんと和室ですw。定員は2名ですが、追加料金を払えば一人利用させてくれます。ちなみに、バス・トイレもついています。丁度周年記念キャンペーンで割引もありましたし、一応、ピーク料金前でもありましたので、ちょっと奮発(28,080円)。それでもこちらは行きの時とは逆で、北海道でもう1泊+飛行機利用の方が安上がりでした。

船の展望デッキに上がってみました。奥にたくさんの貯油施設が見えるところが、工業都市である苫小牧らしさでしょうか。

一方でターミナル側はこんな感じ。巨大なサイロが見えますが、何が入っているのでしょうか。で、眼下にはたくさんのトレーラーが続々と船の中に運び込まれていきます。貨物と旅客の両方を取り扱う貨客船ですしね。

モクモクと煙突から上がる黒い煙。

ほうほう、こんなもの(牛)も積み込まれているんですか。まぁ、確かに航空便では無理ですな。

ということで、定刻通りに離岸、航行時間約17時間の旅が始まります。

とうとう北海道の地を離れることに。またいつか来るよー

段々と離れていく苫小牧のフェリーターミナル。

にしても波が高めですが、揺れはどうなるのかな?

巡航速度は時速40㎞強。航海中は電波はほぼ届かずでした。

ちょっと航海すると陸地が見えなくなってしまい。360°水の世界へ。そして、絶妙に曇っていて日の入りも見られず・・でしたので、

船の大浴場へGO!。部屋にもあるのですが、せっかくのオーシャンビューお風呂、入らないわけにはいかないでしょw?湯舟のお湯が船の揺れに合わせてゆらゆら揺れているのが船に乗っていることを実感させられます。

で、本日の夕食は札幌駅で購入したパン。昼食がほぼおやつな時間でして、で、そこからすると船の夕食の提供時間が早かったので。種類自体はありきたりですが、一応、北海道産小麦使用と強調はされていました。

ふと天気予報を見ていると、台風から変わった低気圧が海上を移動中とのこと。これがどの程度航行に影響するかは分かりません。

ただまぁ、そんな天気図ですので、朝起きて日の出を見ようとしましたが・・さもありなん。折角日の出が見えるオーシャンビューな部屋を予約したのにw

夜の間に雨でも降っていたのでしょうか、デッキがびちゃびちゃ。

久々に見えた陸地がこんな感じ。すごく魔境を感じます。

水平線方向はキラキラと輝いています。あの辺は晴れているのでしょう。

朝食はせっかくなので船のバイキングを利用。船の揺れには要注意です。コケて料理をぶちまけるのは惨事ですからね。ちなみに、机やイスも船の揺れで行ったり来たりしないように固定されているのも特徴的。

航路自体は陸から近すぎず遠すぎずな場所を航行していきますので、望遠レンズを装着すれば陸側の様子を見ることもできます。

にしても白波が中々。その割に揺れが少ないのは風向きと進行方向が水平だからかな?

雲が少し取れてきました。薄いですが、福島県の山々も見ることができます。

後方には雲の層を発見。台風崩れの低気圧が横を通過中ですので、それ関係かな?

この辺は茨城県日立市周辺・・・高峯山、神峰山と日立市の縦走路のある地域となります。望遠はこんな感じで、

広角レンズはこんな感じ。この陸地から付かず離れず、絶妙に電波が届かないという距離感のまま南下を進めていきます。

船内案内で海況の悪化が見込まれることから、定刻より1時間ほど早く到着しますとのこと。燃料の効率重視よりも安全重視で頑張るそうです。

いよいよ大洗港入港のため、90度転回していくのですが・・とすると、モロ横風を受けることに。なので、船が揺れる揺れるw

海の見え方が違うのは船の揺れによるもので、かなり大きく揺れていることが分かるかと思います。

防波堤もかなり高く上がっていますね。

大洗港が見えてきました。奥に見えるのが大洗タワー。

いよいよその時(現実回帰)が近づいてきました。

ゆっくりと岸壁に近づいて・・・

無事接岸。勢い余って岸壁破壊・・になりそうでならないのは熟練した操縦技術のたまものなんでしょうね。

搭乗橋はこんな感じ。

では、接岸も完了し、下船です。本州の地、踏みたくないよ~w

ターミナルから見るとこんな感じ。大洗では定期旅客船はこの苫小牧しかないため、搭乗橋の長さは苫小牧よりかは短め。

苫小牧行き専用の搭乗橋。

ここからの交通ですが、一応水戸行きのバスが出ているものの、如何せん1時間の早着なもので、時間が合うはずもなく、

しょうがないので歩いて大洗駅まで向かうことに。悲しいかな知った道ですのでね・・。

スーツケースを引っ張りながら20分強で大洗駅に到着。

色んな意味で何時もの光景に出会えて光栄です(泣)

この時間帯、鹿島神宮行きは2時間に1本ですが、水戸行きは30分毎とフェリーターミナルで待つよりかは早く帰れそうです。

ということで、これで6泊(網走1泊、旭川3泊、札幌1泊、船内泊1泊)7日の北海道旅行は終了となります。個人旅行では最長の旅行となり、また、雷雲との戦いではありましたが、計画していたメニュー(網走観光、美瑛、ラベンダー、旭岳)は奇跡的にその雷に降られることなく逃げ回った上で消化できましたので、満足満足♪。

強いて言えば、6泊用の荷物(スーツケース)を持っていなければ・・と船に乗り遅れるリスクを背負いながら藻岩山の代わりに洞爺駅から洞爺湖へと続くハイキングが出来ていたかもしれません。