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カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

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ウォーキング

琵琶疎水を追いかける(前半)

本日は2024年4月6日。JR東海道線大津駅にやってきました。ウォーキングとして紹介するのはこれ以来ですね。

きっかけがないとズルズルいってしまう・・怖い怖い。

まずはスタート地点へと向かうのですが・・そっか、山科から京阪線できた方が近かったか・・。

大津のカラーマンホール発見。いろいろ詰め合わせです。

今回の目的ルートの始点近くまでやってきたのですが、何やらカメラを構えた方がたくさん。混ざってみました。

そこから振り返ってすぐのところに今回の始点が見えました。奥にあるのが琵琶湖で、手前の建物が疎水取水口になります。そう、今回はこの琵琶疎水を追いかけてみたいと思います。桜処も途中幾つかあるし、ルートの整備もされているので、いいきっかけになるかなと。

スタート地点の最寄り駅は厳密には京阪電車の三井寺駅でした。もう目と鼻の先です。

早速、桜で彩られた大津閘門が登場です。

琵琶湖→京都へ流すための高さ調整を行っているところということになるかなと。

で、ここで脳がバグるのが水が流れているのは奥・・山の方向。普通は逆(琵琶湖方面)をイメージされるかと思いますので、バグります。

開閉用の扉がありますが、これを閉めれば、京都に水が行かなくなるという滋賀県民の日ごろの憂いを晴らすことができ・・・るのかな?

水路は山を貫通していっていますが、人はどうするかというと・・・

峠越えをしないといけません。高低差的には100m強ですし、舗装路ですので、キツイと言うほどではないかなと。

ただ、峠を越えてこの分岐を左に行かないとどこに連れていかれるか分からないという罠はありますが。

で、水路のトンネルの途中には竪坑がありますし、丁度この辺でJR湖西線の線路も水路を跨いでいます。

ようやく第一トンネルの出口を発見。

脇を船が通過していきました。この区間、観光船が走っていますので、実は峠越えする必要も無かったんですけどね。

ここからしばらくは山のすそ野の小高い場所に水路がありますので、それについて行きます。

両サイド共々整備され、桜も良い感じで咲き揃っていましたので、快調に足が進みます。

えーっと、今度はこの山を貫通するのかな?諸羽トンネルと言うようですが。

でもまぁ、反対側が良く見えます。

ふとこんな高台を歩きながら、山科駅を見下ろしつつ・・琵琶湖って標高あったんだ・・という現実を飲み込むのにひたすら苦労していました。

琵琶湖から蹴上迄は船も貨物船として通していた時期もあるので、当然、段差≒滝謎作れる訳もなく、山を貫通しつつ、高さを維持しながらこの距離を通し切ったのは中々の技術力がったんだろうなぁ・・と。

山科駅周辺区間では桜と菜の花の競演もあり、今までにない人口密度になっていました。

用途が違うというのはそうなのですが、川の立体交差もこのように見ることができると。

で、水路もほぼほぼこんな感じ。

大カーブを通過する貨物列車を見ながら、未だのこの標高差ですので、もしこの水路が決壊たら琵琶湖の水が全てここに流れ込む可能性もあるんだよなぁ・・と。

お寺へ通じる赤い橋と桜と水路が見えたところで、

第二トンネルに到着。住宅地の中をひと登りひと下りして

出口へ。やっぱり歴史を感じるなぁ(小並感)

すぐに最後のトンネルとなる第三トンネルが現れて、その手前には日本初のコンクリ橋ということで、補強されつつ、今でも踏みしめることができます。

反対側の出口は見えているものの、歩行ルートとしては三条通まで出て峠越えをするというやや遠回りなルートとなっています。

約2kmかけて第三トンネルの出口までやってきました。

ここまで来れば、一旦終点、蹴上に到着。琵琶湖からやってきた貨物船はインクラインを経て市街地へと送られるのでした。一方で、水はと言うと、この高低差を利用し手の発電をしたり、浄水場を経て水道供給されたりと活躍の場がいくらでもあるのでした。

ちなみに、琵琶湖からここまでは約10kmの道のりとなり、南禅寺方面に行けば水路閣という史跡を見ることもできるのですが、今回は本流を追いかけることをテーマにしていますので、インクラインに沿って進みます。

後半へ続く