今度は花火撮影(淀川花火大会)に挑戦してみました。
これまではコンデジで、盛大な手ブレでロクな写真が撮れなかったのですが、はてさて。これの応用版といったところでしょうか?
まずは花火そのものが上手く写せないと始まらないので、スケール感を出すために橋の上にいる人影は入れていますが、その他の建物は入っていません。
目次:
1.撮影条件
1.1 予習
とりあえずこれを流し読みしただけです^^;
これによると単焦点よりはズームレンズの方がいいとのことなので、SEL1670Zを今回採用しました。
1.2 撮影場所
撮影場所は打ち上げ場所から約1.7km程は離れた河川敷にしました。人ではそこそこありましたが、座高位置で三脚を建てても撮影できるだけのスペースを確保することが出来ました。
確保した場所はこんな感じです。2つ橋を隔てた先に打ち上げ地点があるので、低い高さで開花する花火は見えませんが、人だらけでそもそも撮影できませんでしたよりかはマシです。
1-3.撮影機材
・カメラ:α6500
・レンズ:SEL1670Z
・三脚:Velbon UT-43(やっとまともな活躍の場ができた^^;)
・フィルター:無しと別の撮影目的で購入していたND64
2.失敗例
定番の失敗例を幾つか、写真とともに紹介です。
2.1 ピンぼけ
いかんせん打上点が1.7km先なので、最初の方は当然こうなります。
逆に距離はわかっているので(ほとんど変わらないので)、マニュアルフォーカスで合わせれば後はそこに固定でも良いかもしれません。
カメラ任せのオートで撮影するとなんか酷いことに^^;
(AUTO撮影設定 ISO-6400、47mm、F4、1/40sec)
2.2 白飛び
同じ所に連続で花火が上がり、光量オーバーになる例です。全体の一部だったら逆に映える場合もあるのですが、ほとんど・・・となると流石に×。
(ISO-100、60mm、F9、2.5sec)
2.3はみ出し
カメラを縦にして撮影するということを編集してやっと気づくというヘマをしなければおそらくこれも入りきったのかな?と思われます。でも、いつ、どの高さの花火が上がるかはわからないので合わせ続けるのは難しいです・・・。
(ISO-100、63mm、F14、15sec)
2.4露光不足
この写真の場合は花火の連射を何とか撮ろうとたまたま手に持っていたND64などという場違いも甚だしいものを装着したがための結果です。でも、実はこの写真、画像編集するると中々な写真になっちゃいました・・。
(ISO-100、70mm、F8、20sec)
3.成功(?)例
ブログ的には横1280pxあれば良いのだから、ということで、個人的に見栄えがある写真を載せてみます。
3.1普通レンズ
①3ヶ所同時に開花
(ISO-100、45mm、F16、20sec)
②中央の大きな花火で周りにたくさんの小花火が舞う
(決して画像処理で周りの花火を加えたわけではありません)
(ISO-100、45mm、F8、5sec)
③噴水のように吹き上がっている
(ISO-100、45mm、F14、4sec)
④巨大な線香花火に見えなくもない
(ISO-100、70mm、F13、15sec)
3.2ND64装着
2.4では露光不足で暗く写ってしまい、失敗したかと思っていましたが、画像編集ソフトで光量を上げて、トリミングする処理を加えると・・・迫力のある写真になりました。多分フィルタ無しだと白飛びしていたと思います。
(ISO-100、70mm、F8、20sec)
もう一枚。光の雨のなかで花開いてます。また、開花地点の白い玉があちらこちらにあるのがわかります。
(ISO-100、44mm、F4、20sec)
というわけで、なんとか重なる花火の写真が撮れたかなと。
4.おまけ
打ち上げ開始時刻では、ほんの数百メートル後ろでは土砂降りの雨が降っていましたとさ。