(ウォーキングC63)
※ブログ全体の記事数の整理のため、分割していた本編の記事を一つにまとめ、再投稿するものです。写真124枚。
↓ショートVer
1.大阪阿倍野橋→吉野駅
本日は2019年4月12日。麓では桜の見ごろを過ぎた時期ですが、標高の高い山々はこれから本番。ということで、平日ですが、近鉄南大阪線阿倍野橋駅にやってきました。まずは吉野方向からさくらライナーが4両2本繋げて到着。この時間帯ですので通勤ライナー的な運用なのでしょう。
あれ?でもこの後は電車は4両×2本に分かれている。
ハイ、分割して前方の4両は引き上げ線へと回送していきました。まぁ、吉野線内は8両編成が入れないのでこんな運用なんですけどね。
では予約した電車に乗車します。車内にもさくらをあしらったデコレーションがありました。では出発です。そういえば、切り離された8:10発となる車両はどこかなと思っていたら、
駅を出てすぐにある引き込み線に停車していました。
切符はこんな感じ。折角なのでデラックス車に乗車。(乗車時は)特急券510円+DX料金210円、南大阪線系統は距離に限らず特急料金が510円(今は520円)なので、実はDX料金込みの特急料金でも南大阪線以外の系統だったら同じ約65㎞乗車すると特急料金(920円)になるので、安かったりしますので、この距離の乗車であれば乗り得車両と思います。
車窓から二上山を見つつ進んでいきます。
途中の橿原神宮から一気に乗車があったので、もしやと思って調べてみたら、あらら、満席でしたか。臨時列車な筈なんですけどね^^;
約一時間半の乗車で終点吉野駅に到着。
改札を出て駅名板をパシャリ。
平日の朝一ですがそれでもこれだけの人だかりです。土休日だとどうなるのか考えたくもありません。
別の場所には墨で書かれた駅名板も。
2.吉野駅→七曲り
ではハイキングスタートです。駅前から歩いていくとロープウェーの駅に到着しますが、そこは左手に通り過ぎて先を進みます。
すると七曲りと書かれた看板が現れます。この道を登り切った先にロープウェーの終着点があります。
こういう日はやっぱり自分のペースでいつでも止まれる徒歩が良いですよね。こんな景色を見せつけられた日にはねぇw
七曲りの標識を撮影しながらくねくね道を登っていきます。
ピンクの山に魅了されっぱなしです。
坂自体はこんな感じで車道ではありますが、そんなに急でもない・・代わりに距離はそこそこあります。
眼福としか言いようのない景色が開幕早々から広がっています。下千本にすら着いていないんですが。
高度を上げつつ、奥の桜山と手前の桜で視界中に桜が。
早速すごいとしか言いようのない光景です。
七曲がり坂だけでもそれなりに見応えがあるんですけどね。
写真撮影も構図を考えたりして、シャッタースポットを探すのも楽しいひと時です。
吉野駅を出発して16分で七曲坂の終着点に到着です。
この七曲坂は下~中~上~奥千本と続く道の前座のはずだったんですが、既にクライマックス?
3.金峯山寺周辺
七曲坂の終点から先を進みます。眼下に吉野駅とその線路が見えましたので一枚。半分が桜に埋まってやっぱり華やかです。
しばらくは金峯山寺への参道を進んできます。
七曲がり坂から3分でロープウェー乗り場の終着にたどり着きます。
2012年にも秋の時期に一度来ており、その時はまだ登山趣味はこれっぽっちも考えていなかった頃、往復ともロープウェーを使った時のものです。紅葉的には終盤でしたが、それでも春とはまた違った魅力を感じます。
歩を進めて黒門を通過、
そのまま直進して金峯山寺の仁王門の前に。今回はその脇を通過して寺自体は通過。桜の見どころスポットとしてはここではなく、
吉水神社の方が良いと踏んでこちらに立ち寄ります。
2012年秋の時は残念な感じでしたが、逆に言えば、ピーク時に来れば・・ということで、
斜面一杯の桜の木を拝むことが出来ました。
そういえば、ここの絵馬、犬関係が多いのですが、何かご利益ありましたっけ?
前来たときは、これで埋め尽くされていましたがw
吉水神社からの戻りで金峯山寺を望むワンカット。そこら中に被写体があるのでなかなか前に進みません。
引き続き道を進んで先を進んでいきます。
4.下千本~花矢倉
吉水神社から見えた桜山を別の角度から。この三角形の形がなんだか独特ですよね。
足を止めてくるのは桜の絶景ばかりではありません。運よく(?)金峯山寺へと向かう大名行列に遭遇。一応、神聖な儀式ということで、観光客は脇によって道を譲ります。ただですね、その歩みが非常にゆっくりとしていまして、この位置から、
この位置・・10m位かな?に来るまでの所要時間・・・2分。
全部待ってたら1時間は掛かりそうなペースでしたが、途中で一旦行列は停止し、観光客に道を進むよう促されました。この行列、いったいどんだけ長いの^^;
混雑しているのはこの先にある分岐点まで。急に人口密度が減ってきたので、ペースアップです。
とはいっても、この景色には逆らえませんが・・。
しばらくは桜が視界に入らない裏ルート?を進んでいきます。
黙々と歩いていきます。
七曲坂から1時間6分、大名行列待ちで10分、それをすり抜けてから約20分で上千本に到着です。
上の方はまだ先始めって感じで枝は目立ちますが、
見下ろす景色はさすがに素晴らしい。
上千本の看板から約12分で展望の名所である花矢倉に到着。金峯山寺からさくらの道が出来ているのが分かります。
縦長にした方が分かりやすいかな?
秋は秋で染まっていたら見応えがありそうな感じでした。
花矢倉展望台を後にして更に登っていきます。
5.水分神社~高城山~金峯神社
花矢倉展望台近くにある水分神社を軽く回ってさらに奥に進みます。
再び車道沿いに沿って進んでいきます。片側通行規制が敷かれてはいますが、交通量もそれなりにあり&観光客わんさかで平穏・・という感じではありませんでした。
ここで高城山へと続く分岐に差し掛かります。
花矢倉展望台から15分ほどで高城山展望台に到着です。一応山頂な筈なので、三角点を探してみましたが、なく、諦めて先を進むことに。
登ってきた道とは違う道で下ります。この辺は秋になると絶景が広がるんですよね。
こんな感じで。
ここも
こんな感じで色づいていました。この印象が強烈に残ったまま改めてきたわけです。
一旦車道に戻った後は再び車道に沿って登ります。高城山展望台から10分で金峯神社の入り口の鳥居に到着です。上千本付近からバスを使えばここまで登ってこられます。秋に来た際はロープウェー降り場からここまでバスで上がって、そこからひた下る行程をとりましたが、今回は自力でここまでやってきたことになります。
鳥居を通過後のしばらく登り、ようやく境内の到着です。
秋に来た際もここまでは来たんですよね。で、この先は未知の領域ということで(登山家という特殊な人種が進む場所・・・ではなく雨が降る予報だったので、先行ってたら降られてたので)、折り返して下っていきました。
6.奥千本
さて、7年の時を経てこの先を進みます。ルート図の看板がありました。基本は一通にご協力ください・・って感じですかね。
最初は石段と階段道が整備されていましたが、ほどなくして
普通のハイキング道に変身。
途中の分岐で西行庵方向へ。
石柱でもでかでかと「こっち」ってアピールしているのがほほえましい場所でもあります。
分岐後はしばらくは下りが続きます。一応手すりとかついていますが、左側は断崖絶壁な感じで意外と恐怖感がありました。ここですれ違うのは確かに怖いかも。
ハイキング道に入って10分強で奥千本と書かれた看板と
西行庵のある建物に到着です。柱がぐんにゃりとしているのが不思議な建物です。
ここはそれなりに大きい広場になっていましたので、ハイカーたちはここで休憩をとっていました。
ただ、視界に入ってくるのは禿山なんですけどね・・・。桜はもう半月くらい先のようです。
7.青根ヶ峯へ
では西行庵を出発です。水量豊富だったら水が流れているはずなのですが、枯れていました。
禿山の脇をかすめるように進んでいきます。景色が開けるので良いような、森林環境的には良くないような・・・。
人工的に整備していいる感じではあるので、その内森の戻るとは思うのですがいつになることやら。
一旦登りきると・・・うん、緑と禿山しか見えないw。方向的にはみたらい渓谷方向・・・かな。
ここもちょっとした広場になっているので、ここで休憩しても〇。山脈を楽しみたいならこっちの方が良いかも。
奥に見えるピークは大峰山かな?
再び先を進みます。伐採された(?)森の間を進んでいきます。
突き当りを右に進路をとります。左に進むと金峯神社へと戻っていきます。
この辺もひたすら禿山ゾーンを進んでいきます。
ようやく青根ヶ峯への分岐が現れます。この辺は女人結界が張られているようです。こういうものはどういう経緯でできるのやら。
山頂への道はひたすら階段道でした。
その階段道を登り切り、西行庵から25分ほどで青根ヶ峯に到着です。
三角点をターッチ
8.一旦花矢倉展望台まで
三角点をタッチしたものの、展望はなく、ベンチがあるだけでした。
むしろ禿山の山頂の方が非現実感があって楽しそうです。
西行庵方向を見た写真を一枚。
登りとは違うサイドから降りてきました。すると、車道が登場です。
しばらくはその車道沿いに下っていきます。
車道側は面白みも何もない普通の道でした。
台風の影響(?)が残っているくらいでしょうか。
ここからも現在地は山の真ん中にいることだけは実感させられます。この山脈のピークは龍門岳かな?
源義経の隠れ塔が文字通り隠れたところにありましたが(金峯神社から見ても変な場所)、発見w
位置的にはこんな感じ。正面に見える傾斜が金峯神社へと登る参道となります。
あとはしばらくは来た道を下り、水分神社
青根ヶ峰から約50分で花矢倉展望台まで戻ってきました。
9.花矢倉展望台→如意輪寺
ここからは少し道を変えます。地図によるとこの辺に分岐があるはずなのですが・・・あぁ、このトレース跡を追いかければいいのかな?
ということで、追いかけた結果、ハイキング道となりました。
道標もそれなりにあるので案内は問題ありません。ピンク色はどこにもありませんが。
途中に稚児松地蔵を拝んで、
ひたすら下っていきます。
花矢倉展望台から20分ほどで車道に出てきましたが、観光バスの集団のど真ん中でした^^;
如意輪寺へと続く看板を沿って進み、境内に入っていきます。
すると、天皇の墓の前にあるあの「宮内庁」の看板が・・ということで、誰かの墓があるということで、
後醍醐天皇の陵・塔尾陵(とうのおのみささぎ)がありました。
この如意輪寺自体が後醍醐天皇の勅願寺だったりします。ここから再び「桜」ゾーンに突入です。
10.如意輪寺
では如意輪寺内を散策していきます。 お寺の軒下の彫刻物を探索していたら、えーっと、柱を支える・・・猪八戒?
小お寺の裏にある庭園(?)ではこのように桜とスイセンが咲いていました。
それよりもそこから見える吉野山の方が見事な色づきっぷりだったりします。
まぁ、今いるここも最初登った際に撮影した桜風景の内の一部なんだろうなぁと。
ここから見る桜風景も良いですなぁ。
境内にある休憩場所からもこの絶景を見ることができます。
では、如意輪寺を後にします。
11.吉野駅へ
いよいよこのコースも最終盤、吉野駅に向かうだけ・・・なのですが、そこまでの道中も桜に囲まれ続けます。
こういう風景が簡単に切り取れる場所はそうそうないかと思いますよ。
では、吉野駅へ向かう看板に沿って進んでいきます。
もうしばらくこの桜景色が続きます。
ハイキングしに来たはずなんですが、すっかりこの桜景色に魅了されて、何しに来たのか忘れてしまいそうです。
桜の山ゾーンもようやく終わり、あとは淡々と駅まで歩いていくだけ・・・
それにしてもやっぱり(?)人が多いですなぁ。
マンホールがあったので、パシャリ。桜模様・・で良いのかな?
諸バラクは林の間の道を進んでいき、
ロープウェーが見えてきたら終着まではそぐそこです。
如意輪寺から約30分でスタート地点でもあった吉野駅に到着です。
ということで、今回のコースのマップと高低表です。
簡易表です。
出発 | 近鉄吉野駅(213m) |
到着
|
近鉄吉野駅(213m) |
経由 | ー | ||
歩数 | 24,464 |
距離
|
16.3km(GPS) |
時間 |
5:16 (9:10-14:26) |
日付
|
2019.04.12 |
最高点 | 青根が峯(857m) |
最低点
|
― |
満席になると思い、先に帰りの特急券を購入していましたが、予定よりも早く降りてきたため、少し時間を潰します。早速ソフトクリームを。マロンと桜・・だったかな?
もう一度七曲り坂の途中まで登ってピンク色の景色をもう一回。改めてみると、やや禿げてるんだなぁ・・と。一往復しただけなのにワガママになりましたなぁ^^;
ボチボチ良い時間になってきたので改札を通過します。案の定、だいぶ先まで満席になっていました。
駅の様子です。4両編成の急行電車は通勤ラッシュまで行かなくてもかなりの乗車率でした。
吉野駅にはホームが3つありますが、1つは特急用、1つは一般電車用、ではもう一つは?・・青の交響曲用かなw
最後に特急電車の屋根とロープウェーと桜の様子を撮影してその特急に乗車して帰路につきましたとさ。
帰りは一般車両でしたので、DX車はありませんでした。