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カメラ(Sony α6500+SEL1670Z メイン)を手に絶賛(?)徘徊中。

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ウォーキング

暴風の中の草千里が浜周遊(バス移動~草千里駐車場~烏帽子岳途中~草千里周回~帰路)

(ウォーキングC70)

※ブログ全体の記事数の整理のため、分割していた本編の記事を一つにまとめ、再投稿するものです。写真78枚。

↓ショートVer

12.博多駅から草千里駐車場

 集合場所である博多駅筑紫口にやってきました。

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ではバスに乗って出発です。このツアーはもともと阿蘇山高岳に行くものでしたが再噴火に伴い行き先が変更になったものです。そういうこともあってかこの日参加した人数は丁度全員が2席を1人で使えれるだけの人数になっていました。天気もアレですしね。

f:id:roamingaroundjp:20200216191439j:plain早速高速に乗って熊本県へと進んでいきます。

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黄金色に輝くこれは一体何でしょうか。少なくとも5月ですので米ではなさそうです。

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遠目に観音が見えてきました。多分久留米大仏かな?

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茶畑が見えてきました。恐らく八女茶かと思います。

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途中のP.Aで小休止。

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再び高速を進んでいきます。今度はビニールハウス群を発見。

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徐々に目的地である阿蘇山が近づいてきました。まぁ、天気予報通り非常に怪しい雲行きであります。

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高速道路を降りた後は57号線を東へと進んでいきます。

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途中で通行止め区間があるため、迂回ルートを通っていくわけですが、それが中々(晴れていたら)景色がよさそうな場所を通っていきます。

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まさに高原道って感じなのですが、風音がすごく、それはそれで不安になってきます。

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高原道から一旦平野部に降りていきます。この平野部の先に見えるのが阿蘇山群となりますが、うーん、やっぱり視界不良です。

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やはりというかなんというか、ビューポイントのようです。

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一旦平野部に降りて今度こそ阿蘇山群へと向かう道に入ります。

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この先はこんな感じ。さて、天気は期待できませんがそれ以外の状況も非常に気になります。

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博多駅を出発して2時間40分ほどで草千里が浜に到着です。

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この日の入りはというと、こんな感じでこれでもかという位ガラガラな駐車場から察することができるかと思います。

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13. とりあえず烏帽子岳へ

では、準備をして出発です。雨は幸いさほどではありませんでしたが、風が酷いことになっていまして、バスが風にあおられてゆらゆら揺れるほどの強風でした。ということで、初めて上下雨具+ザックカバーというフル装備での登山になりました。

個人ではわざわざ悪天候の中突っ込んで行かないですからね。引き返しの判断を間違えそうなので。

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まずは烏帽子岳に向かいます。草千里が浜を縦断します。ミヤマキリシマは見ごろでした。

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牛が多数放牧されており、思い思いに動き回っていました。なので、足元に要注意です。風にあおられる?いえいえ、

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地雷に注意ですw

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では登山区間を進んでいきましょう。

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目の前にミヤマキリシマが奇麗に咲いていてくれているのですが、如何せんこの暴風でまともにピントが合わない^^;

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少し標高を上げると草千里が浜の様子が良く分かります。

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道自体は一人が何とか進んでいける幅で、ややぬかるんでおり、足元要注意でした。

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稜線に出てきました。途端に暴風の状況が変わり、歩いて進むのがやっとの状態になりました。

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草のナナメ具合からその風の強さが分かるかと思います。

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強風でありとあらゆるものを吹き飛ばしてくれるので、視界が広がれば絶景なんですけどね。

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とはいえ、暴風中の登山は未経験なのでこちらも一杯一杯でしたが、崩壊したような箇所まで来てガイドと添乗員が協議開始。

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 旅行会社主催のツアーで20人近くを引き連れての行軍なので安全最優先!、ということで烏帽子岳への登頂はここで断念、コースを変更することとなりました。

14.草千里周回

暴風の状況から烏帽子岳への登頂は断念しルート変更としました。

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ふと見下ろすとミヤマキリシマがそこら中に咲き乱れていました。これはこれで中々な景色でした。まぁ、頭の半分は強風に飛ばされないように気を付けることで精一杯でしたが。

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草千里が浜に降りてきました。草千里が浜自体がやや盆地のような形状に場所にあるので風は比較的穏やかということもあり、そこを周回するルートに変更です。

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まじかに馬が闊歩しているので、下手に刺激しないようにくねくねと隊列は続いてきます。

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駐車場からはほぼ反対側の場所です。

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進行方向はこんな感じ。写真だけを見れば地味に見えますが、強風という強烈なスパイスがなぜか冒険心をくすぐられます。

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来た道を振り返ります左上に見えるのが次に行く杵島岳です。

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その山頂が見えたり見えなかったりを繰り返しながら、そこに行くときはどうなっているんだろうという期待と不安の中進みます。

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池が見えて来ました。

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浜の真ん中位にある小さな丘とたまたま雲が取れた杵島岳を重ねてみました。ここからでも杵島岳の登山道を視認することができます。・・・えーっと野ざらしですね^^;

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浜の反対側に到着です。ここからはお鉢回りのような感じで稜線上の道に沿って駐車場へと向かっていきます。ということは、はい、

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暴風復活です♪

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この写真に限らず、写真の端っこに影が映り込んでいると思いますが、こうでもしないとレンズ先が風にあおられてまともにカメラが安定しないんです・・・。

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ここまで来ればこの暴風も楽しむしかありませんよね。雨が小雨程度で済んでいるのが本当に不幸中の幸いです。

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稜線の上から見た一体の様子です。

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暴風を表現したくて何枚か撮影しているのですが、スローシャッターにし過ぎると自分がブレて絵にならないという・・。

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下界の様子はきれいに見えるのですが、この暴風の中では構図もあったものではありません・・・。

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水面からも風の強さが分かるかと思います。

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稜線区間を終え、盆地区間に戻ると風が弱まるのである意味ホッとしました。

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再び池の様子と

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足元に咲く花の撮影をして、とりあえず烏帽子岳中断~草千里が浜周回という前半戦は終了です。

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バス車内で昼食ののち希望者だけ杵島岳に登るというアナウンスがあり、とりあえず昼食です。

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 このツアーでは昼食はついていませんでしたので、博多駅で購入したサンドウィッチを昼食としました。少ないかなと思いましたが、暴風で別の意味でおなかいっぱいな状態でしたので丁度良かったです。

・・・ツアーから1年近くたって思い出しながらこの記事を書いているのですが、写真を見返すだけで何故か飛ばされそうな気分になってました。それだけ強烈だったということです。

15.杵島岳登頂

昼食休憩後、杵島岳に出発です。ただ、前半が前半だったので、ガイドから・・・

・行けるところまで行って可及的速やかに帰ってくる。登頂できなくても後悔しないように。

・吹きさらしの中を進むので、何か飛ばされても諦めてね♪

・風で雨具が「破れる」かもしれないので、注意してね。

という注意を受けてから出発です。では出発です。

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道中は基本コンクリで固められた道を進みます。昔、皇族の方が登りに来た時の名残のようです。

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登山遊歩道の看板とともに一枚。本格的な登山口はもう少し先です。

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では、アタックです。服装からわかるように、雨が降ってきました。小雨レベルですが、如何せんこの風なので、大雨と錯覚させられます。

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徐々に標高を上げていきます。この雨と風では写真もままなりません。

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足元はこんな感じ。階段道です。時より吹く突風で皆さん屈みながらその風が収まるのを待ちます。上?レンズが水滴だらけになるのでまともに見上げられません。

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何とか風下方向を見た一枚。半ば強行できているのは仮に飛ばされても崖ではなく、草地に着陸するだけ・・・というのが大きいのかなぁと。

あ、とうとう参加者の一人がこの風で恐怖心を覚えたようです。小柄な方なのでまぁ、気持ちも分かります。さて、どうする?

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結局、先頭のガイドさんと手をつなぎながらなんとか頂上に到着です。

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本当ならこの先に火口が見えるはずなのですが、まぁ、ここは想定通り。登り切ってきただけでも御の字です。

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で、この先にはお鉢回りできる周回路もあるのですが・・・現在は自殺志願者専用道路となっております。

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 他の方々の山頂登頂の記念撮影を待って、全員で表面積を最大にして猛烈な風に抗いながら万歳三唱を行い・・・撤収!ガイド自身「普通のツアーだったら撤退してます。皆さん、アホですね♪」なんてことを言っていました。連れてきたあなたもアホですね♪

 他の旅行会社の登山系のツアーに参加したことが無いので分かりませんが、この旅行会社では添乗員も登山経験豊富な方が乗務している場合がほとんどです。それもあって、この悪天候でも「行ける」と判断したのかなぁ・・なんて。終始こんなんですよ?

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では下っていきます。ものすごい勢いで雲が流れていく中で、

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僅かにできた隙間から草千里が浜の様子をパシャリ。天空にある平原のような不思議な感じですね。

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風であらゆるものを飛ばしているので視程は良好です。

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何とか無事に山麓まで降りてきました。杵島岳もお鉢回りせずに超速ピストンしてきたため、小休止とお土産タイムです。所要時間は往復で60分でした。

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ということで、阿蘇の牛乳で作られたソフトクリームです。バスに戻って食べようかと思ったら強風でものすごい勢いで溶けてきたので、購入店舗の軒下で一枚。何とか草千里バックで撮れた・・かな?

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地図と高低表です。

 

16.博多ラーメン

では、雨具も脱いで落ち着いたところで、博多駅への帰路につきます。

今回、初めて上下でゴアテックスの雨具を装備しましたが、重ね着した割にはほとんど蒸れと肌への”風”を感じなかったのはゴアテックスの威力だったのでしょうか。

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帰り道に配られた阿蘇牛製の飲むヨーグルトです。先ほどのソフトクリームと言い、ある意味期待通りの乳製品三昧です。

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帰りは行きとは別のルートを通ります。登山ツアーなのに「車窓ツアー」もつけるとは(予定よりも早く出発したからでしょうけど)粋な計らい・・・ですが、通過した場所が熊本地震で崩壊したアノ橋の近くだったりするので、何とも言えません^^;

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それでも行きとは違う景色なので新鮮さは当然あります。

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あんなところに風力発電所の風車が。今日はさぞかし発電できているんでしょうね・・・ってあれ?風が強すぎて止まってる?

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帰りは2回ほど休憩に寄りました。2つ目の休憩スポットである基山SAでは、

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飼育されているエミューを遠目ながら見ることができます。

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その後は再度高速に乗り、福岡空港の真横を通過しながら、・・・あ、沖縄に行ったときに乗った赤ジンベエジェットだ。

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無事博多駅に戻ってきました。バスを下車してツアー終了です。

折角早めに戻ってこられたということで、帰りのバスの中で検索したエキナカではない博多ラーメンを夕食にすることにしました。今回は昼食は食べましたが、あの暴風の中なので、それなりに消耗していました。ということで、やってきました一双です。

夕食には少し早い時間ということもあってか、並ばずに入店することが出来ました。

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ということで、いただきまーす。お味ですか?普通です。うん、気が付いたら替え玉がと高菜が入っていたくらいには普通です(意訳:本場のとんこつラーメンうめー)。

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あとは新幹線に乗って帰阪するだけです。

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 ということで、1泊2日の登山ツアーはこれで終了です。インパクトという意味では2019年No.1なコース(95%が暴風)でした。