(四国周遊その14)
39.高知駅
昨夜ぶりに高知駅に戻ってきました。高知駅といえば例の3人像を見なければということで、周囲を見渡したらありました。
奥から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎になります。この像が有名とされているのはもちろん、人物そのものが有名というのもありますが、台風が接近するたびに撤去されるというのが風物詩だからというのもあるかと思います。台風のたびに撤去されることが報道される像も多くはないと思います。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」の撮影に使用されたセットを再現したスポットがありましたので、立ち寄ってみました。店内の雰囲気はこんな感じで売店スポットと座敷スポットがありました。
座敷スポットでは、売店スポットで購入した商品であれば飲食可能ということで、休憩がてらこんなものを頂きました。
この座敷部分を外から見たらこんな感じで、家IN家って感じです。うまくアングルを変えれば雰囲気が出ると思います。
列車に乗車すべく高知駅にやってきました。この駅の到着予告チャイムが「アンパンマンのマーチ」ということで、JR四国の駅の中で高知駅が一番のアンパンマン押しかと思います。
乗車列車到着までにおやつということで、アイスクリーム・・・ではなく、アイスクリンを頂きました。
ふたを開けた名はこんな感じ。やや黄色っぽいバニラアイスって感じですが、食感はロッテの「爽」が近いかな?
乗車列車の案内です。10:13発の南風10号に乗車します。え?30分前って早すぎるって?
始発駅なので早く言ったら、いい席とれるかなーなんて思ってたり思ってなかったり。
40.南風10号(高知~阿波池田)
乗車する列車が入線してきました。車体自体はまぁ、JR四国の一般気動車ですので、これと言って真新しさはありません。では、車内に入っていきましょう。この車両の特徴は、デッキを挟みますが、
自席から前方の様子を楽しむことができることです。しかも、自由席。平日の中途半端な時間帯なので、乗車率も非常に低く、貸し切りのような雰囲気が漂っていました。
では、出発です。高知周辺ではある意味有名な「ごめん」駅に途中停車。路面電車は行き先を平仮名で「ごめん」と掲出するので、常に謝罪している珍しい路面電車になるわけです。
列車は土讃線を山の方向に向けて進んでいきます。カメラの望遠を一杯にしてフレーム一杯に景色を入れることができました。
快調に進んでいきます。で、どの位快調かというと、
GPSウォッチの速度計では121㎞/hを指していました。多少誤差はあるでしょうけど、120kmでは運転しているようです。それにしても、登山用の時計で120㎞までは計測できるんだぁ^^; 仕様を見ると高度は15000m、速度は999㎞/hまでは行けるということは・・・飛行機でも計測できると?
土讃線自体が四国の山の中を突っ切るように続いているので、車窓もだんだん山の様相が濃くなってきました。
ついに山岳区間に突入です。
ふとすれ違い列車を見てみたら・・おお、ここにもアンパンマンw
全車アンパンマンではありませんでしたが、
これで、ここまで3編成目のアンパンマン列車になります。残るは徳島線バージョンのみですが、果たして会えますでしょうか。
鉄橋の上にある駅を通過して、
トンネルもいくつか通過し、
間もなく、徳島県との県境を通り抜けた先にある大歩危(おおぼけ)駅に到着します。さすがは四国有数の景勝地、それなりの方が列車の到着を待ちわびていました。
大歩危駅の駅舎です。屋根にでかでかと「JR大歩危駅」と書かれています。
ということで、列車は大歩危渓谷沿いに進んでいくわけで、それに合わせて車内アナウンスも車掌の肉声と自動放送の両方で、その案内がありました。
ただ、線路自体は少し中に入った繁み地帯を進んでいましたので、開けた場所はそれほど多くはありませんでした。
ここはここで、そのうちょと連れてみたい気はします。大阪からであれば日帰りでのバスツアーもありますし。
高知駅から1時間強で阿波池田駅に到着です。ここでは岡山方向から来た特急列車とも行き違いになります。ということで、跨線橋からの様子です。
橋を渡って乗車列車のあるホームまでやってきました。時刻表上の乗り換え時間は3分に対して乗車列車は5分ほど遅れていましたが、そもそもこの列車が到着しないとほかの列車も出発できないという状態でしたので、慌てる必要はありません。
特急剣山6号に乗り換えです。駅名盤と大量のアンパンマンです。
土讃線から徳島線に乗り換えて東進していきます。
高知駅→阿波池田 82.7㎞
41.剣山6号(阿波池田~阿波川島)
阿波池田駅から乗車した車両はこちらになります。旧国鉄車となるキハ185系です。高速運転を必要としない田舎路線に充当されています。だからと言って劣っている車両か言えばそうではなく、
JR九州がJR四国から譲ってもらえるほどには山岳路線に強い車両になります。
車内の様子です。はい、始発駅ということもありますが、人がいません。
列車は土讃線から引き継いで吉野川沿いに下っていきます。大歩危の時とは違い、川幅が急に広くなってきました。
この特急列車の名づけ元となる剣山の登山口を示す石碑がホームのど真ん中にありました。
川を渡って、阿波池田駅から50分弱で下車駅である阿波川島駅に到着です。
ということで、駅舎の様子です。特急停車駅ですが、無人駅でした。
・区間:134.0km、乗車券2,430円、特急券1,830円、計4,260円
・合計:579.6km、乗車券9,660円、特急券6,790円、計16,450円
ここでやっとフリーパスの元金(16,140円)越えとなりました。
高知駅からここまでのルートと高低差です。吉野川と合流後はひたすら下って行っていることが分かるかと思います。
また、駅の時刻表を確認すると5分後くらいに対向の特急列車が来るということだったので、待ってみました。何故って?アンパンマン列車だからです。通常の2両編成にアンパンマン車を加えた3両での運転で、専用のヘッドマークまでありました。
車両の様子です。中は半分座席、もう半分プレイスペースのように見えました。
ということで、これで「しおかぜ号」「宇和島号」「南風/あしずり号」「剣山号」の全アンパンマン列車をシャッターに収めることができました。
では、メインの川島城へ向かって歩を進めます。